1月12日 深作欣二(映画監督、脚本家)

いや、オレは過去を振り返るんではなく、若いヤツとやりたいんだ

深作 欣二 (ふかさく きんじ、1930年〈昭和5年〉7月3日 – 2003年〈平成15年〉1月12日) は、日本の映画監督・脚本家。

最後の作品『バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌』の企画発表会では「最後の映画としてガンに犯された体の満身創痍で臨む。今回は戦争がテーマ。戦争撮ったことがないので、最後に撮りたい」と覚悟を淡々と語った。「たとえこの闘いで生涯を終えようとも、私には一片の悔いもない」と会場で配った「深作欣二、死後の闘い」というタイトルで、このメッセージがつづられている。その深作が今まで一緒に映画をつくってきた大物俳優たちとやるべきだという息子の監督・健太に言った言葉が冒頭の言葉である。過去の集大成の作品を作るのではなく、未来に向けて新しいテーマで作品を撮ろうという気迫あふれた言葉であり、感銘を受ける。

【久恒啓一】
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