4月19日 西田幾多郎(哲学者)

世界を見ようとする時、世界もこちらを見ています。『井戸』をのぞくと『井戸』もあなたをみています

西田 幾多郎(にしだ きたろう、明治3年4月19日(1870年5月19日) – 1945年6月7日)は、日本を代表する哲学者。京都大学教授、名誉教授。京都学派の創始者。出世作であり、代表作は『善の研究』。

西田の歌を二つピックアップしてみる。「人は人、吾は吾なり とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」「愛宕山 入る日のごとく あかあかと 燃やし尽くさん 残れる命」。この二つの歌は、井戸をのぞくと井戸も自分を見ているという言葉に代表される哲学の創始者たらんとする決意と意欲に充ち満ちている。思索者の心は熱い。

【久恒啓一】
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