5月7日 安宅英一(総合商社安宅産業の会長、芸術のパトロン)

人でも、ものでも、結局のところは品ですね。品格が大切です

安宅 英一(あたか えいいち、1901年1月1日 – 1994年5月7日)はかつての総合商社安宅産業の会長で、同時に芸術のパトロンである。

もの自身をして語らしむことを念じていた安宅英一は文章をほとんど残さなかったが、言葉は残っている。「ものは、三顧の礼をもって迎えるべし」。「人にお辞儀しているわけではなく、その後ろにものが見えるのですよ。 ものに向かってはいくらお辞儀してもし過ぎることはありません」。冒頭に掲げた「人でも、ものでも、結局のところは品ですね。品格が大切です」という名言は、手触りの肌合いが心地よい品のある質感と、格の高いひびきの調子が大事なのだという考えだろう。ものは人である。

【久恒啓一】
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