5月29日 新藤兼人(映画監督、脚本家)

私は仕事をして生きてきた。その仕事の中に私自身が含まれていると私は思います。仕事とは、私であり続けること、私とは何かを考え続けることなんです

新藤 兼人(しんどう かねと、1912年(明治45年)4月22日 – 2012年(平成24年)5月29日)は、日本の映画監督、脚本家。1997年に文化功労者、2002年に文化勲章。

「自分は世界で唯一の貴重な存在なんだと考えることが大切なんです」という新藤は「私の財産は、挫折なんです」というほど挫折が多かったが、それを財産として成長を遂げた。新藤は、映画人という天職に70年以上の期間を費やした。それは自己発見と自分づくりの100年におよぶ仕事人生であったのだ。「人は死んでしまうが、死なない人もいるのだ」。残した作品には永遠の命があり、新藤兼人は死んではいない。

【久恒啓一】
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