生きながら針にぬかれし蝶のごと悶えつつなお飛ばんとそする
原 阿佐緒(はら あさお、女性、1888年6月1日 – 1969年2月21日)は、明治-大正時代の歌人である。歌集に『涙痕(るいこん)』『白木槿(しろむくげ)』など。
才能があり、美貌の持ち主でもあった原阿佐緒は、そのために恋愛問題を引き起こしている。2度の結婚・離婚を経て、「アララギ」の重鎮の歌人でもあり、著名な物理学者で東北帝大教授の妻子ある石原純の一方的な求愛に翻弄される。冒頭の歌は飛ぼうとしても、様々のしがらみや世間の目からなかなか逃れられない女の身の悶えを詠んでいて心を打たれる。
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【久恒啓一】
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