6月9日 滝沢馬琴(読本作者)

物はとかく時節をまたねば、願うことも成就せず、短慮は功をなさず

滝沢 馬琴(たきざわ ばきん、明和4年6月9日(1767年7月4日) – 嘉永元年11月6日(1848年12月1日))は、江戸時代後期の読本作者。曲亭馬琴。本名は滝沢興邦(たきざわ おきくに、旧字体: 瀧澤興邦)で、後に解(とく)と改める。代表作は『椿説弓張月』『南総里見八犬伝』。

九段の多摩大サテライトから歩いて数分のところのマンションの入り口に馬琴が硯を洗った井戸の跡が残っている。馬琴は、大流行作家であると同時に日常生活の煩雑な現実に立ち向かい巧妙に問題を片づけてゆく能力があった。文学と現実の両方をこなす稀有の人であった。その馬琴は、何ごとも実らせるには短慮を戒めて時節の到来まで待つべきだという至言を述べている。この人生の達人・滝沢馬琴の処世観に共感する。

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【久恒啓一】
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