7月16日 中野孝次(作家、ドイツ文学者、評論家)

自分になりきるとは、自分だけの言葉を持つことだ。自分の言葉ばかりで物を言うようになったとき、人ははじめて真の自分を獲得し、自分を全肯定できるのだ

中野 孝次(なかの こうじ、1925年(大正14年)1月1日 – 2004年(平成16年)7月16日)は日本の作家、ドイツ文学者、評論家。元國學院大學教授。

借り物の言葉で自分を飾る。人の意見を自分の所感として述べる。そういう段階には自分という存在はまだない。自分だけの得がたい経験、葛藤の中から身についた書物の言葉、尊敬する人物からの啓示、関心領域を深掘りして得た知識と知恵、そういうもので構築された自分。自分自身が信じる強い言葉を得たときが、自分が自分になったときだ。

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