7月27日 高橋是清(武士、官僚、政治家)

その職務は運命によって授かったものと観念し精神をこめ誠心誠意をもってその職務に向かって奮戦激闘しなければならぬ。いやいやながら従事するようでは到底成功するものではない。その職務と同化し一生懸命に真剣になって奮闘努力することではじめてそこに輝ける成功を望み得るのである

高橋 是清(たかはし これきよ、嘉永7年閏7月27日(1854年9月19日) – 昭和11年(1936年)2月26日)は、日本の幕末の武士(仙台藩士)、明治、大正、昭和時代初期の官僚、政治家。立憲政友会第4代総裁。第20代内閣総理大臣。

高橋是清は若い頃にアメリカに渉っている。学費や渡航費用の着服、ホームステイ先の両親にだまされ、奴隷同然の生活を送っている苦労人である。この間に習得した英語が身を助けた。その高橋是清は、職務は運命として観念して奮戦激闘せよと言う。その心構えが高橋自身を大きくし、日銀副総裁として日露戦争という国難を救い、また金融恐慌、世界恐慌、を沈静化させるなど6度の大蔵大臣を担当し、2・26事件で斃れるまで長く国難にあたった。常に「運命」と観念して奮闘する姿が目に見るようだ。

【お知らせ】
ビジネスパーソンのための音声講座『ビジネスに活かす偉人の名言』はこちらから!
https://meigen.koelab.net/

【久恒啓一】
図解WebプログFacebooknoteメルマガ