8月25日 福田恆存(評論家、翻訳家、劇作家、演出家)

教育と教養とは別物です。教養を身につけた人間は、知識階級よりも職人や百姓のうちに多く見いだされる

福田 恆存(ふくだ つねあり、1912年(大正元年)8月25日 – 1994年(平成6年)11月20日)は、日本の評論家、翻訳家、劇作家、演出家。

福田の教養の定義は参考になる。「自分の位置を測定する能力、しかも、たえず、流動変化する諸関係のなかで適切に行動する能力、そのみごとさが教養というものであります」。確かに教養を論じる言論の徒よりも、職業を持って一筋に精進する人たちに自らの立ち位置を土台にした適切な判断に教養を感じることがある。また市井の老婦人などの言動にも人生の叡智というべき教養を見いだすこともある。このような教養人を偉い人というのではないだろうか。

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【久恒啓一】
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