死は生の自然の継続である。最も良き生の後に、最も悪しき死が来る理由がない。死に対する最良の準備が最もよく生きることにあるのは疑いがない
阿部 次郎(あべ じろう、1883年(明治16年)8月27日 – 1959年(昭和34年)10月20日)は、哲学者、美学者、作家。仙台市名誉市民。
「人間は長生きしなければ駄目だ」と語っていた阿部次郎は59歳で東北大学法文学部長に就任するが、翌年軽い脳溢血で辞任する。定年退官後はどのような知的生活を送ったのだろうか。脳軟化症で入院し、翌年76歳で人生を終える。良き生を全うできたのだろうか、気になるところである。
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【久恒啓一】
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