8月30日 山口瞳(作家、エッセイスト)

(新入社員)諸君、一所懸命はたらきなさい。誠心誠意ではたらき有能な社員になってください。有能な社員とは、役に立つ社員のことです。役に立つ社員とは、何か自分のものを持っている社員のことです。誠心誠意はたらきなさい。ミミッチイ考えを起しなさんな。給料分だけはたらけばいいだろう、なんて薄ぎたない根性をお持ちになったらオシマイだよ

山口 瞳(やまぐち ひとみ、1926年(大正15年)11月3日 – 1995年(平成7年)8月30日)は、日本の男性作家、エッセイスト。36歳、サントリー宣伝部在職中に「江分利満氏の優雅な生活」で直木賞受賞。

この文章は、新入社員に向けて語った言葉である。ただ、ひたすら働き、役に立つ社員になれというメッセージだ。適当に働いて給料をもらえばいいやなどというミミッチイ考えを捨てよ。こういう機微がわかる人が書くサントリーの宣伝コピーだから世の中のど真ん中にヒットしたのだろう。

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