人の二倍努力する者は必ずどこかにいる。三倍努力すれば少しは安心できるというもんだ
木村 政彦(きむら まさひこ、1917年(大正6年)9月10日 – 1993年(平成5年)4月18日)は、日本の柔道家。プロレスラー。段位は講道館柔道七段。
元々他の選手達の2倍の6-7時間を練習していたが、「3倍」の努力をしようと考え、拓殖大学時代の練習量は10時間を超えた。乱取り100本、バーベルウェイトトレーニング、巻き藁突きを左右千回ずつ。夜は大木に帯を巻いて一日1000回の打ち込み。また「寝ている間は練習ができない」と睡眠を3時間に減らし、しかも睡眠中にもイメージトレーニングをしていた。まさに鬼であった。殺人的練習量と勝敗に賭ける決死の覚悟が不世出の柔道家をつくった。「人の3倍の努力」とは、どのような分野でも難しいが、木村政彦はそれを文字通り実行したのである。
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【久恒啓一】
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