9月12日 源氏鶏太(小説家)

ユーモアとは人生の薬味である。同じそばを食べるにしても、そこに薬味を入れたのと入れないのとでは味に雲泥の差がある。薬味の入っていない人生では、味わいが薄い

源氏 鶏太(1912年(明治45年)4月19日 – 1985年(昭和60年)9月12日 )は、日本の小説家。富山市出身。旧制富山商業学校(現・富山県立富山商業高等学校)卒。ペンネームの由来は「平家より源氏が好きなこと」と「『鶏』という字が好きで、『鶏太』とすると、昔の武士の名前のようになる」という理由だ。

ユーモアが人生の薬味であるとはよく言ったものだ。楽しい時はもちろんだが、悲しい時やを苦しい時や、危機を迎えて緊張している時など1つのユーモアが全体の空気を一変させることがよくある。例えば1972年の中国との回復交渉の時、周恩来首相との交渉が難航し、大平外相以下が呻吟している姿を見て田中角栄首相は「大学出はだめだなぁ」と言って苦笑させ空気を和らげたと聞く。その場の空気を読んで、自分をも客観視し、笑いで空気を変えていく。空気が独特で微妙なだけに言葉を間違えると完全に裏目に出ることがある。ユーモアのセンスはリーダーには欠かせない資質だ。

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