10月15日 新渡戸稲造(教育者、思想家)

井を掘りて今一尺で出る水を掘らずに出ぬといふ人ぞ憂き

新渡戸 稲造(1862年9月1日(文久2年8月8日) – 1933年(昭和8年)10月15日)は、日本の教育者・思想家。農業経済学・農学の研究も行っていた。国際連盟事務次長も務め、著書 Bushido: The Soul of Japan(『武士道』)は、流麗な英文で書かれ、長年読み続けられている。日本銀行券のD五千円券の肖像としても知られる。東京女子大学初代学長。東京女子経済専門学校(東京文化短期大学・現:新渡戸文化短期大学)初代校長。

新渡戸稲造の「武士道」では日本を説明するのに神道・仏教・儒教をあげ、神道からは忍耐心、仏教からは慈悲心、儒教からは道徳心を学んだとしていて、納得した覚えがある。
後数十センチ掘れば水が出るのに、また違うところを掘る。その連続で一生が終わってしまう人が多く、それではものにならない。苦しい時に、もう一歩、集中して掘り切れと新渡戸は語る。掘りきると豊かな地下水に届く。その地下水はあらゆる分野通じているのだ。与えられた仕事の都度、足元を掘り抜いた人のみが語りうる至言である。

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