10月19日 高橋荒太郎(経営者)

私は機会があれば何度でも経営方針を話します。なぜなら経営方針というものは、一度聞いただけではわからず、何回も何十回も聞いて分かるからです

高橋荒太郎(1903年10月19日-2003年4月18日)。昭和時代の経営者。
小学校卒業後、商店で丁稚として働きながら神戸商業補習学校を卒業。朝日乾電池にはいり、常務。業務提携先の松下電器(現パナソニック)に途中入社し、専務、副社長をへて、会長。松下幸之助の片腕として,フィリップス社との提携,経営管理体制の整備につとめた。

高橋荒太郎が言うように、リーダーは、方針について常に同じ話を繰り返し語り続けねばならない。繰り返し聞きながら、少しづつ理解が増していく。その都度、腑に落ちる部分が違う。自分の仕事や社会の動きの中で、自分の組織と自身の立ち位置が明らかになり、次第に確固たる信念として固まってくる。逆境を迎えた時、その確信がよりどころとなるのだ。「松下電器の大番頭」と呼ばれた高橋荒太郎は「会社を訪問したらトイレを見る。トイレが汚かったら、取引はしない」とも言う。そういった人柄に心酔する人は今も多い。

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【久恒啓一】
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