10月26日 ミッテラン(政治家、フランス第21代大統領)

あらゆる権力に、対抗勢力が必要だ

フランソワ・モリス・アドリヤン・マリー・ミッテラン(’François Maurice Adrien Marie Mitterrand, 1916年10月26日 – 1996年1月8日)は、フランスの政治家。社会党所属(第一書記)。第21代大統領(第五共和政)を2期14年にわたって務めた。

「政治とは本来、科学に仕え、哲学を謙虚に具現するだけのものだ。そして政治が、大自然の智恵や人々の日々の営みを忘れ去った時、それはもう一本の切り花にすぎない。切り花はすぐに枯れる」と言うミッテランは人々の日々の暮らしを忘れたとき、根を持たない切り花となって、政治はすぐに枯れると洞察し、そして冒頭の言葉のように権力についても鋭く真実を言いあてる。資本主義には革命を主張する共産主義、企業経営には強い労働組合、政治には批判的なマスコミ、そして与党には強力な野党、大統領や首相などのトップにはその座を脅かす対抗馬が必要だ。あらゆる権力は敵対する勢力が弱ければ、緊張感が欠けて、必ず堕落し、腐敗するからだ。

【お知らせ】
ビジネスパーソンのための音声講座『ビジネスに活かす偉人の名言』はこちらから!
https://meigen.koelab.net/

【久恒啓一】
図解WebプログFacebooknoteメルマガ

■Produced by KOELAB