自分はつきつめた所、何になるかといえば、自分は自分になる『完全な自己』になるということだ
安岡 正篤(やすおか まさひろ、1898年(明治31年)2月13日 – 1983年(昭和58年)12月13日)は陽明学者・思想家。
人物学、東洋学を修めた安岡正篤の言葉には重みがある。自分は何になるのか、それは職業ではない。どのような職業を選ぼうとも、長い人生の時間をかけて、人はゆっくりと自分自身になっていくのだ。この言葉はまことに腑に落ちる。そして何かテーマを持って進んでいけば、いずれは真理に近づき、最後は宇宙、天、神、という偉大な存在に気がついていく。東洋の教えにはまことに深いものがある。
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