9月30日 椎名悦三郎(官僚、政治家)

余分なことを言ったりやったりすれば、面倒な場面を招くのにつながる。だから余分なことをしない「省事」の心が必要になるのさ、、、、重い地位へ就けばなおさらこの心が必要になってくるのだ

椎名 悦三郎(しいな えつさぶろう、1898年(明治31年)1月16日 – 1979年(昭和54年)9月30日)は、日本の官僚、政治家。戦前の官僚時代は岸信介の腹心として活躍し、商工次官、軍需次官などを務めた。戦後は政界入りし、内閣官房長官(岸内閣)、通商産業大臣(21代・30代)外務大臣(94-95代)、自由民主党・総務会長、政調会長、副総裁を歴任した。

「省事に如かず」は、小泉純一郎首相の座右の銘と記憶している。邪律楚材の「一利を興(おこ)すは一害を除くに如かず、 一事を生ずるは一事を省くに如かず」からきている。もともとは害や無駄を取り除く方が、始めるより大事という意味である。それに加えて、私は高い地位に就いたらささいなことに惑わされないで、本筋を常に念頭において事にあたらなければならない、と捉えたい。

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9月29日 遠藤周作(小説家)

私は地方の町に行くと、必ずその町の役場に山城の跡はありませんかと問い合わせることにしている。その山城をめぐる攻防や、そこに拠った一族の歴史をあとで調べることにしている。その結果、それらの場所が私だけの名所旧跡になる

遠藤 周作(えんどう しゅうさく、1923年(大正12年)3月27日 – 1996年(平成8年)9月29日)は、日本の小説家。随筆や文芸評論や戯曲も手がけた。

自分だけの名所旧跡を持っていることが、遠藤周作の創作の秘密だった。人と同じものを見、人と同じ生活をしていては、人と同じになってしまう。自分だけの泉を持つことが個性を持つことにつながる。

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9月28日 安田善次郎(実業家)

今日一日、腹を立つまじきこと、今日一日、人の悪しきを言わず、我が良きをいうまじこと

安田 善次郎(やすだ ぜんじろう、天保9年10月9日〈1838年11月25日〉 – 大正10年〈1921年〉9月28日)
1838年越中富山生まれ。1863年、江戸で両替商を開業。太政官札の取扱などで財をなし。1876年第三国立銀行、1880年安田銀行、93年帝国海上保険、を設立。94年共済生命保険を設立。潤沢な資金で社会資本整備に尽力したほか、不良債権処理、銀行の経営指導や再建に手腕を発揮。1921年に殺害される。享年82。

大富豪になった安田善次郎は多くの陰徳を積んでいたが、世間の目は厳しかった。全共闘がこもったあの東大安田講堂は善次郎の寄付でできた建物である。最後は暴漢に襲われて生涯を終えるのだが、中傷と怨嗟の渦の中で国家のために怒濤のような仕事を完遂させていく善次郎の生涯は素晴らしい。克己と努力の人であった。人の悪口を言わない、自慢をしない。これは難しいことだが、安田善次郎は、そのことを意識して実行しようとした。我が身を振り返って反省しきり。

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9月27日 谷川 徹三(哲学者)

学問は満足しようとしない。しかし経験は満足しようとする。これが経験の危険である

谷川 徹三(たにかわ てつぞう、1895年(明治28年)5月26日 – 1989年(平成元年)9月27日)は、日本の哲学者。法政大学総長などを務めた。愛知県知多郡常滑町(のち常滑市保示町)生まれ。京都帝国大学哲学科卒業。日本芸術院会員。常滑市名誉市民。ジンメル、カントの翻訳や、文芸、美術、宗教、思想などの幅広い評論活動を行った。詩人の谷川俊太郎は長男。林達夫、三木清とは同期の友人。

経験は強烈であり、人はそこから深い教訓を得ることができる。しかし、一人の人が短い一生の中で持つ経験はあまりにも少ない。だから、経験による教訓に過度に頼る経験主義は限界もあるし、危険でもある。一方、学問は先人の経験の積み重ねによる叡智が結集されているから一般性が高いが、満足するという段階には永遠に届かない。どちらにも危険は宿っている。学問と経験のほどよいバランスが大事だ。相互交流によって階段をのぼっていこう。

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9月26日 三木清(哲学者)

人生においては何事も偶然である。しかしまた人生においては何事も必然である。このような人生を我々は運命と称している

三木 清(みき きよし、1897年1月5日 – 1945年9月26日)は、(西田左派を含めた上での)京都学派の哲学者。弟に中国文学者の三木克己がいる。

哲学者・三木清は名言の宝庫だ。偶然は必然であり、それを運命というとはうならされる。偶然に深入りしていくと、それはいつか必然だったと感じることになる。そうやって偶然を積み重ねていくと、みずからの運命を自覚する。それが人生の妙味だろう。だから、人生を重くみないで、飛び込んでいくことが大事なのだ。

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9月25日 奥村土牛(日本画家)

芸術に完成はありえない。夢はどこまで大きく、未完成で終わるかである

奥村 土牛(おくむら とぎゅう、1889年(明治22年)2月18日 – 1990年(平成2年)9月25日)は現代の代表的な日本画家の一人。

日本美術院の院展への初入選が38才。代表作の多くは還暦後という遅さである。85才で書いた自伝のタイトルは「牛の歩み」というから徹底して、名前そのものの人生を歩んだ人だ。大器晩成とはこの人のためにあるような言葉だ。永遠の未完成のまま生涯を終わる。大いなる未完成、それが理想ではないか。

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9月24日 西郷隆盛(武士、軍人、政治家)

人を相手にせず天を相手とせよ、天を相手にして己を尽くして人を咎めず、我が誠の足らざる尋ぬべし

西郷 隆盛(さいごう たかもり、文政10年12月7日(1828年1月23日) – 明治10年(1877年)9月24日)は、日本の武士(薩摩藩士)、軍人、政治家。

どのよう組織でどのような仕事をしようと、人間ジャングルの中で悪戦苦闘していくのが私たちの日常である。苦手な上司、理屈の多いライバル、批判的な目で見つめる部下、、、。戦うべき相手は周りの人間である。そうした人たちの反応に一喜一憂する、邪魔する人を非難する、、。だから私たちの心にはいつもさざ波が立っている。大いなる使命を意識して、自らを反省し次の行動を起こしていくということに徹すると、澄み切った青空が見えてくる。

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9月23日 頼山陽(歴史家、思想家、漢詩人、文人)

汝、草木と同じく朽ちんと欲するか

頼 山陽(らい さんよう、安永9年12月27日(1781年1月21日) – 天保3年9月23日(1832年10月16日))は、大坂生まれの江戸時代後期の歴史家、思想家、漢詩人、文人。

「自分を才子(才能がある男)だというのは、自分を知る者ではない。自分を刻苦勉励ののちに一人前の男になったのだという者がいるならば、その人こそ真に私を知っている者である」。彼は勉強するときに、冒頭の言葉を紙に書いて書籍の間にはさんでいた。路傍の石になりたいくない。物言わぬ草木と一緒になりたくない。志の人・頼山陽を人は天才というが、本人はあくまで努力の人であると認識していた

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9月22日 岡崎嘉平太(実業家)

信はたて糸 愛はよこ糸 織り成せ人の世を美しく

岡崎 嘉平太(おかざき かへいた、1897年(明治30年)4月16日 – 1989年(平成元年)9月22日)は、日本の実業家。

「日米安保条約だけに固執せず、より広い視野からアジアの安全を考える必要があると思う。また、日本の安全は日本人自らが守るのだという気概をつくりあげてゆくことが必要なのではないだろうか」
日中関係の井戸を掘った人は多い。孫文を助けた日本人は忘れられているが、この岡崎も現代中国との関係の井戸を掘った人物だ。掲げたいくつもの言葉の底には、長期にわたった日中関係を見据えた慧眼がある。信頼と愛情で美しい織物を織りたいものである。

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9月21日 宮澤賢治(詩人、童話作家)

何がしあわせかわからないです。本当にどんなに辛いことでも、それが正しい道を進む中の出来事なら峠の上りも下りもみんな本当の幸せに近づく一足ずつですから

宮沢 賢治(みやざわ けんじ、正字: 宮澤 賢治、1896年8月27日 – 1933年9月21日)は、日本の詩人、童話作家。

宮澤賢治の生まれた年に明治三陸地震があり、没した1933年には昭和三陸地震があった。天災と凶作の37年間だった。賢治は、1920年に田中智学が創設した日蓮主義の在家信仰団体・国柱会に入会する。そして「法華文学ノ創作」を志す。この世を浄土にしようと願い南無妙法蓮華経を唱えながら現世の改革にあたろうとする日蓮宗である。死後発見された手帳に記された「雨ニモ負ケズ」の最後の「ソウイウモノニ私ハナリタイ」のさらに最後に「南無妙法蓮華経」と書いてあった。
世の中を正しい方向に向けて変えていこうという日蓮宗徒の宮澤賢治。正しい道を歩むことが幸せへの道である。

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