7月17日 山川健次郎(物理学者、教育者)

己が専門の蘊奥を極め、合わせて他の凡てのことに対して一応の知識を有して居らんで、即ち修養が広くなければ完全な士と云う可からず

山川 健次郎(やまかわ けんじろう、安政元年閏7月17日(1854年9月9日) – 昭和6年(1931年)6月26日)は明治時代から昭和初期にかけての日本の物理学者、教育者。男爵、日本初の理学博士。

山川健次郎の冒頭の言葉は、深い専門と広い知識を持つこと、そのために日々精進することが人物たることの条件であることを述べているように思う。つまり、「教養と修養」である。

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7月17日 アダム・スミス(経済学者、哲学者)

人間は仕事がないと、健康を損なうばかりでなく精神的にも退廃する

アダム・スミス(1723年6月5日(洗礼日) – 1790年7月17日)はイギリスの経済学者、哲学者。経済学の父と呼ばれている人物。スコットランド出身。グラスゴー大学で道徳学を学び、オックスフォード大学に入学後退学。エディンバラで修辞学や純文学を教えたのち、グラスゴー大学で論理学教授、道徳哲学教授に就任。フランスの第3代バクルー公爵ヘンリー・スコットのグランドツアーに家庭教師を務めたのち、52歳で『国富論』の執筆に取り掛かった。故郷に引きこもって6年かかってライフワーク「国富論」の執筆に専念した。心身共に衰えるほどに全力を注いだ。67才で没。

この言葉には真実がある。仕事を「テーマ」と読み替えてみたい。生涯を通じて挑むべきテーマがあれば、肉体的にも精神的にも健康でいられる。なければ、どちらもおぼつかない。定年のある職業を終えるとき、スミスの言葉に心すべきである。

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7月16日 クーデンホーフ=カレルギー光子(カレルギー伯爵の母)

私が死んだら日本の国旗に包んでちょうだい

クーデンホーフ=カレルギー光子(Mitsuko Coudenhove-Kalergi, 1874年7月16日 – 1941年8月27日)、旧名:青山 みつ(あおやま みつ)は、オーストリア=ハンガリー帝国の貴族ハインリヒ・クーデンホーフ=カレルギー伯爵の妻で、パン・ヨーロッパ運動によりEUの礎を築いたリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー伯爵の母。

晩年には「年老ひて 髪は真白くなりつれど 今なほ思ふ なつかしのふるさと」と詠んでいる。生涯一度も帰国することのなかった光子は、日本人としての誇りをいつも携えていて、遺骸を日の丸に包んで欲しいといつも語っていたそうだ。今日のEUの母が日本人女性であることを誇りにしたい。

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7月16日 中野孝次(作家、ドイツ文学者、評論家)

自分になりきるとは、自分だけの言葉を持つことだ。自分の言葉ばかりで物を言うようになったとき、人ははじめて真の自分を獲得し、自分を全肯定できるのだ

中野 孝次(なかの こうじ、1925年(大正14年)1月1日 – 2004年(平成16年)7月16日)は日本の作家、ドイツ文学者、評論家。元國學院大學教授。

借り物の言葉で自分を飾る。人の意見を自分の所感として述べる。そういう段階には自分という存在はまだない。自分だけの得がたい経験、葛藤の中から身についた書物の言葉、尊敬する人物からの啓示、関心領域を深掘りして得た知識と知恵、そういうもので構築された自分。自分自身が信じる強い言葉を得たときが、自分が自分になったときだ。

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7月15日 国木田独歩(小説家、詩人、編集者)

道に迷うことを苦にしてはならない。どの路でも足の向く方へゆけば、必ずそこに見るべく、聞くべき、感ずべき獲物がある

国木田 独歩(くにきだ どっぽ、明治4年7月15日(1871年8月30日) – 明治41年(1908年)6月23日)は、日本の小説家、詩人、ジャーナリスト、編集者。

このの言葉には、その前に「武蔵野を散歩する人は」という言葉がある。自然豊かな武蔵野では足の向くまま歩き道に迷っても、かならず意味のある場所にでる。独歩は小学校の教師、徳富蘇峰の『国民新聞』の記者、文筆家、編集者と短い人生の中で足のむくまま仕事を変え、そこで実りを得ている。その人生の歩みを武蔵野の散歩に例えたのであろう。

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7月15日 黒田清輝(洋画家、政治家)

始終骨なし人形ばかり描いていて、いつまでも美術国だといっていられるか

黒田清輝(1866年8月9日(慶応2年6月29日) – 1924年(大正13年)7月15日)は、日本の洋画家、政治家。東京美術学校教授、帝国美術院院長(第2代)、貴族院議員などを歴任した。

。日本美術の発展のためには、人体デッサンが重要と黒田は主張した。「裸体画の悪いということは決してない、悪いどころか必要なのだ」と言い、骨なし人形しか認めてこなかった日本美術界に新風を吹き込む革命児となった。明治という時代は、あらゆる分野に使命感を持った革命児がいたのだ。

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7月14日 緖方洪庵(武士、医師、蘭学者)

返す返すも六かしき字を弄ぶ勿れ

緒方 洪庵(おがた こうあん、文化7年7月14日(1810年8月13日) – 文久3年6月10日(1863年7月25日))は江戸時代後期の武士(足守藩士)、医師、蘭学者である。大坂に適塾を開き、人材を育てた。天然痘治療に貢献し、日本の近代医学の祖といわれる。

洪庵は塾生たちに「返す返すも六かしき字を弄ぶ勿れ」と戒めた。福沢は「深く之を心に銘じて爾来曾て忘れたることなし」と書いている。『学問のすすめ』『福翁自伝』など福澤の著書が読みやすいのは師の緖方洪庵の指導の賜物だったのだ。難しい言葉や言い回しの多用をレベルの高さと勘違いしてはいけない。どのような職業においても、難しいことをやさしく説明することを心掛けたいものである。

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7月14日 堀場雅夫(実業家)

出る杭は打たれるが、出すぎた杭は誰も打てない。出ない杭、出ようとしない杭は、居心地はよいが、そのうちに腐る

堀場 雅夫(ほりば まさお、1924年(大正13年)12月1日 – 2015年(平成27年)7月14日)は日本の実業家、株式会社堀場製作所創業者、及び同社最高顧問。

著書でも多くのビジネスマンに影響を与えた堀場には、仕事に関する名言が多い。その中でも冒頭の言葉は好きだ。打たれつづけている杭は、いずれ出すぎた杭になっていく。君はどの杭になろうとするか。

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