10月11日 渡辺崋山(武士、画家)

大功は緩にあり 機会は急にあり

渡辺 崋山(わたなべ かざん、寛政5年9月16日(1793年10月20日) – 天保12年10月11日(1841年11月23日))は、江戸時代後期の武士、画家。三河国田原藩(現在の愛知県田原市東部)の藩士であり、のち家老となった。モリソン号事件で幕府を批判した「慎機論」で蟄居を命ぜられ、後に自刃。

江戸のマルチ人間の渡辺崋山には多彩な名言が数多くある。その中でもこの「大功と機会」に関する言葉は素晴らしい。ゆっくりとじっくりと時間をかけなければ大きな功績は成就しない。時代の急変はピンチではなくチャンスでもある。平穏な時期にはじっくりと慎重に仕事をしよう。そして風雲急な時代になったら絶好の機会として思い切って行動しよう。

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10月10日 中村元(インド哲学者、仏教学者)

常識を常に疑っているんです。みんながそうだと言っていることは、本当にそうだろうかと、その奥を考えたくなる

中村 元(1912年(大正元年)11月28日 – 1999年(平成11年)10月10日)は、インド哲学者、仏教学者。東京大学名誉教授、日本学士院会員。勲一等瑞宝章、文化勲章、紫綬褒章受章。在家出身。主たる専門領域であるインド哲学・仏教思想にとどまらず、西洋哲学にも幅広い知識をもち思想における東洋と西洋の超克(あるいは融合)を目指していた。外国語訳された著書も多数ある。

常識、定説、多数説、こういったものにだまされてはならない。問題解決にあたっては、こういうものは邪魔になるだけだ。目が曇るといってもよい。根本からそれを疑ってみよう。表面的な観察と安易な理解、そういうものが横行していることを数多くみてきた。本当にそうか。深掘りを厭わない人に栄光が待っている。

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10月9日 薄田泣菫(詩人、随筆家)

長い文章なら、どんな下手でも書くことができる。文章を短く切り詰める事が出来るようになったら、その人は一ぱしの書き手である

薄田 泣菫(すすきだ きゅうきん、1877年(明治10年)5月19日 – 1945年(昭和20年)10月9日)は、日本の詩人・随筆家。本名、淳介(じゅんすけ)。『暮笛集』『白羊宮』などで島崎藤村、土井晩翠の後を継ぐ浪漫派詩人として登場。また、象徴派詩人として蒲原有明と併称された。大正以後は詩作を離れ、『茶話』『艸木虫魚』などの随筆集を書いた。

だらだらと長い文章を、切り詰め、切り詰めて、鋭い随筆に仕立て上げる。その究極は、一編の詩ではないか。言葉を組み立てて見事な詩を書いた泣菫にとって、人生後半に詩から離れて書き続けたエッセイは、余分な情報を盛り込むことができるからお手の物だっただろう。短文を書けるか、それが書き手の条件だ。

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10月8日 下田歌子(教育者、歌人)

何によらず、臨機の方法を求むる場合に於て、倉皇事を執れば、必ず損失ありと知るべし

下田 歌子(出生名:平尾 鉐(ひらお・せき)、安政元年8月9日(1854年9月30日) – 昭和11年(1936年)10月8日)は、日本の明治から大正期にかけて活躍した教育者・歌人。女子教育の先覚者。

この言葉の「倉皇事(そうこうごと)」とは「慌てふためく様子」の意味である。泰然自若、準備万端、心に迷いがない状態で、あわてることなく、冷静にさまざまの事にあたりたいものだ。

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10月7日 石坂洋次郎(小説家)

小さな成功よりもあなたの孕んでいる未完成の方がはるかに大きなものがあることを忘れてはならないと思う

石坂 洋次郎(いしざか ようじろう、1900年(明治33年)1月25日 – 1986年(昭和61年)10月7日)は、日本の小説家。

この作家が教え子たちに残した言葉もなかなかいい。その言葉が彼等の人生に長く影響を与え、それが残っていることが素晴らしい。石坂は一人一人にその人にふさわしい言葉を書いてあげている。素晴らしい教師だったのだ。それらの言葉の中で、冒頭にあげた、小さな完成ではなく未完成の自分を大切にせよ、というメッセージは心に響き渡る。

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10月6日 尾崎行雄(政治家)

人生の本舞台は常に将来にあり

尾崎 行雄(おざき ゆきお、1858年12月24日(安政5年11月20日) – 1954年(昭和29年)10月6日)は、日本の政治家。

1890年の第一回総選挙での31歳での当選以来、1952年の第25回総選挙(94歳)までの60数年間の議員生活、当選25回という記録は誰にも破られないだろう。冒頭の言葉は、常に将来に備え続けたその尾崎の気概を示すものと受け止めたい。

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10月5日 瀬長亀次郎(政治家)

不屈

瀬長 亀次郎(せなが かめじろう、1907年(明治40年)6月10日 – 2001年(平成13年)10月5日)は、日本の政治家。

この「不屈」は、瀬長の人生を一言で表す言葉だ。瀬長らの行った「島ぐるみ」闘争は、今日も引き継がれているようにみえる。祖国復帰を熱望した瀬長の見た祖国日本はどのように映ったであろうか。

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10月4日 レンブラント(画家)

すでに君が身につけている技術を充分発揮するように努力しなさい。そうしているうちに他のわからないこともわかってくるよ

レンブラント・ハルメンソーン・ファン・レイン(1606年7月15日 – 1669年10月4日)は、ネーデルラント連邦共和国(オランダ)の画家で、バロック期を代表する画家の1人。

今持っているものを使って、進みながら、改善を繰り返すようにしていく。頭で考えているだけでなく、実際にやってみれば、気づかなかったことも見えてくる。それが可能性を広げてくれる。レンブラントは天才を思うがままに発揮した人というより、漸進しながら成長していった人だったのではないか。

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10月3日 飯田蛇笏(俳人)

誰彼もあらず一天自尊の秋

飯田 蛇笏(いいだ だこつ、1885年(明治18年)4月26日 – 1962年(昭和37年)10月3日)は、山梨県出身の俳人。本名、飯田武治(いいだ たけはる)。別号に山廬(さんろ)。

この句は77歳のときの作である。ライバルはもはやいない、世界にただ一人の自分の道を行くだけである。世に屹立しようとする蛇笏の気概に感動する。

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10月2日 天海(僧)

気は長く、勤めは堅く、色うすく、食細くして、心広かれ

天海(てんかい、天文5年(1536年)? – 寛永20年10月2日(1643年11月13日))は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての天台宗の僧。南光坊天海、智楽院とも呼ばれる。大僧正。諡号は慈眼大師。徳川家康の側近として、江戸幕府初期の朝廷政策・宗教政策に深く関与した。

「気は長く、勤めは堅く、色うすく」は、勝海舟の座右の銘と知っていたが、その源流は天海だったのだ。108歳という長寿という説の信憑性については異論があるようだが、長寿の秘訣には納得させられる。

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