1月10日 高山樗牛(文芸評論家、思想家)

己の立てるところを深く掘れ、そこには必ず泉あらむ

高山 樗牛(たかやま ちょぎゅう、 明治4年1月10日(1871年2月28日) – 明治35年(1902年)12月24日)は明治時代の日本の文芸評論家、思想家。東京大学講師。文学博士。明治30年代の言論を先導した。31歳で夭折。

狷介でなかなかの難物だった高山樗牛だが、冒頭の言葉には惹かれる。己の立っている場所しか掘ることはできない。そこを深く、深く掘り進める。地下水に到達すると、その水はあらゆる分野につながっていることを発見する。それがわかるか、わからないかが勝負なのだ。

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1月9日 リチャード・ニクソン(政治家、第37代アメリカ合衆国大統領)

自分が大統領を狙わず、大統領職に自分を狙わせる。これこそ大統領になる最大のコツではないだろうか

リチャード・ミルハウス・ニクソン(Richard Milhous Nixon, 1913年1月9日 – 1994年4月22日)は、アメリカ合衆国の政治家。第37代アメリカ合衆国大統領。ニクソン大統領は、ベトナム戦争からの完全撤退、冷戦下のソ連とのデタント(緊張緩和)、中国との国交樹立などに尽力した。

1960年の大統領選では、選挙人の多い州を重点に回る選挙戦略をとったライバルのケネディに敗れたニクソンは、臥薪嘗胆の日々を送り、大統領職が自分をターゲットにするまでに自分を鍛えていった。1968年の大統領選で当選し第37代の大統領に当選する。ポストにふさわしい実力をつけることが、ポストにつくための戦略ということになるだろうか。

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1月8日 岩崎弥之助(実業家)

三菱の事業は一門のために経営するのではない。お前たちの中に国家のことを考えず、岩崎家のみを考える者があったなら、三菱は潰したほうがよい。このことを、しっかり腹に入れておくがよい

岩崎 弥之助(いわさき やのすけ、嘉永4年1月8日(1851年2月8日) -明治41年(1908年)3月25日)は、日本の実業家で、三菱財閥の2代目総帥。男爵。三菱の創業者・岩崎弥太郎の弟にあたる。

弥之助は焼け野原の土地を政府から高い価格で押しつけられた丸の内の土地を買ったとき「竹でも植えて虎でも飼うさ」と嘘ぶいていたという。冒頭の言葉は常に国家とともにあった三菱の神髄を示すものである。

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1月7日 森 茉莉(小説家、エッセイスト)

辛いことがあっても、明日また太陽が出ると思えば堪えられる

森 茉莉(もり まり、1903年(明治36年)1月7日 – 1987年(昭和62年)6月6日)は、日本の小説家、エッセイスト。翻訳も行っている。

貧乏による恐るべき見すぼらしさの中で、王侯貴族のように意気軒昂さを堅持する楽観的で強靭な精神は、「文学者は、のたれ死にの覚悟がなければ」の決意の賜物であった。

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1月6日 シュリーマン(考古学者、実業家)

目的の大きさに比例して努力・精進しなければならないのは、人生の鉄則だ

シュリーマン(ドイツ語: Johann Ludwig Heinrich Julius Schliemann, 1822年1月6日 – 1890年12月26日)は、ドイツの考古学者、実業家。幼少期に聞かされたギリシャ神話に登場する伝説の都市トロイアが実在すると考え、実際にそれを発掘によって実在していたものと証明した。

幼少期の志を持ち続け、そのための準備として苦心惨憺しながら資金を蓄える。50歳を前にして事業をすべて精算し、志の実現のために立ち上がる。そして伝説を実在の物語として証拠立てる遺跡を発掘することに成功する。小さな志ではなく大いなる志を身に宿したシュリーマンは、50年以上にわたる日記の習慣に代表されるようい大なる努力と精進の人であった。小さな志の人は小さな努力、大きな志の人は大きな精進を。冒頭の言葉によって後世の私たちは頭をガツンとなぐられる。

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1月5日 夏目漱石(小説家、評論家、英文学者)

世の中は根気の前に頭を下げる事を知っていますが、火花の前には一瞬の記憶しか与えて呉れません

夏目 漱石(なつめ そうせき、慶応3年1月5日(1867年2月9日) – 大正5年(1916年)12月9日)は、日本の小説家、評論家、英文学者。

建築家になろうと思った若き漱石は、今からピラミッドを建てられるわけではないと友人に諭され、志望を文学に変える。以後の日本文学の基礎となるべき書物を著すという「天下の志」を実現すべく、根気を持って少しずつ牛のように取り組んでいった。わずか50年の生涯であったが、その書物群によって今なお文豪として日本近代文学の祖としての命脈を保っている。「文章も職業になるとあまりありがたくない。また職業になるくらいでないと、張合いがない。厄介なものです」とも述べてはいるが、「職業と道楽」についての優れた洞察にもみるように何ごとにも一家言を持っていた漱石は一種の起業家だったのだ。その「天下の志」は見事に開花している。

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1月4日 夢野久作(禅僧、陸軍少尉、郵便局長、小説家、詩人)

五十、七十、百まで生きても、アッという間の一生涯だよ。何が何やらわからんまんまに。会うて別れて生まれて死に行く

夢野 久作(ゆめの きゅうさく、1889年(明治22年)1月4日 – 1936年(昭和11年)3月11日)は、日本の禅僧、陸軍少尉、郵便局長、小説家、詩人、SF作家、探偵小説家、幻想文学作家。
日本探偵小説三大奇書の一つに数えられる畢生の奇書『ドグラ・マグラ』をはじめ、怪奇色と幻想性の色濃い作風で名高い。父は玄洋社系の国家主義者の大物、杉山茂丸である。

アッという間、夢、幻、このように一生を懐古するする人は多い。その間に経験することは、年齢も、出会いも、すべてが初めてのことだから、うまくたちまわることはなかなかできない。生まれて死ぬ間は、会って別れての連続であるという夢野久作の感慨には共感を覚える。いつだれとどのような場所で出会うか。人の運命は出会いによって変わることは確かだ。

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1月3日 三岸節子(洋画家)

絵を描くことは、長く果てしない孤独との戦いである

三岸 節子(みぎし せつこ、1905年1月3日 – 1999年4月18日)は洋画家である。新制作協会会員。

長く果てしない孤独との戦いを続けた画家・三岸節子の最後のテーマは「人物」であった。最後には風景よりも人間という不思議な存在に関心が向かったのだろうか。

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1月2日 斎藤秀三郎(英語学者、教育者)

語学修得は第一に多読である。分からんでもよろしいから無茶苦茶に読むのである。元来人生は分からんことばかりではないか。それでも広く世を渡っているうちには処世の妙諦がだんだんと会得されてくる。語学もこれと同じである。広く読んでいるうちに自然と妙味が分かり、面白みが出て来て、しまいには愉快で愉快でたまらなくなるのだ

斎藤 秀三郎(さいとう ひでさぶろう、慶応2年1月2日(1866年2月16日) – 昭和4年(1929年)11月9日)は、明治・大正期を代表する英語学者・教育者。第一高等学校教授。宮城県仙台市出身。

語学修得は多読がいいと斉藤は言う。どのような分野でも量をこなさなければものにはならない。量をこなすと興味が湧いてくる。奥の深さが分かって面白くなってくる。そして知識が広くなり洞察が深まってくると、学習自体が愉快になってくる。何ごとにも斉藤秀三郎のような取り組みをすればいいということはわかる。

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1月1日 クーベルタン(教育者、オリンピック創立者)

オリンピックで最も重要なことは、勝つことではなく参加することである。同様に、人生において最も重要なことは、勝つことではなく奮励努力することである。肝要なのは、勝利者になったということではなく健気に戦ったということである

クーベルタン男爵ピエール・ド・フレディ(フランス語: Pierre de Frédy, baron de Coubertin, 1863年1月1日 – 1937年9月2日)は、フランスの教育者であり、古代オリンピックを復興させ近代オリンピックの基礎を築いた創立者である。近代オリンピックの父。

オリンピックは勝つことではなく参加することが最も重要である。クーベルタンは人生も同様で、努力すること、戦うことが肝心だと言っている。「自己を知る、自己を律する、自己に打ち克つ、これこそがアスリートの義務であり、最も大切なことである」として、人生においても自己に打ち勝とうとするアスリートの精神を発揮せよという。オリンピック選手たちは自己に勝利した人々であり、毎回のオリンピックでは平和への希求だけでなく、彼らの姿に世界中の人々が励まされている。クーベルタンの遺した遺産は限りなく大きいものがある。

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