12月11日 長岡半太郎(物理学者)

『何々になろう』とする者は多いが、『何々をしよう』とする者は少ない

長岡 半太郎(ながおか はんたろう、1865年8月19日(慶応元年6月28日) – 1950年(昭和25年)12月11日)は、日本の物理学者。17歳で東大理学部理学科に入学。31歳で帝国大学理学大学教授になり、定年退官した後には、大阪帝国大学初代総長、貴族院議員、第一回文化勲章受章、帝国学士院長などの顕職を歴任。

社長になろう、総理大臣になろう、ノーベル賞受章者になろう、、、。結果としての地位や名誉を目指そうとする人は多いが、大事なことは何をするのかという志である。目的があり、結果がある。長岡半太郎の冒頭の言葉は、それを指摘している。

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12月10日 アルフレッド・ノーベル(化学者、発明家、実業家)

私は平和的発案の促進の為、私の死後、大きな基金を残すつもりだ。ただ、私はその結果については懐疑的だ

アルフレッド・ベルンハルド・ノーベル (1833年10月21日 – 1896年12月10日)は、ダイナマイトの発明で知られるスウェーデンの化学者、発明家、実業家。ボフォース社を単なる鉄工所から兵器メーカーへと発展させた。350もの特許を取得し、中でもダイナマイトが最も有名である。

21世紀入って毎年のように日本人科学者たちがノーベル賞を受賞している。実業や発明で大きな資金を獲得したとき、人は何を遺すかを自問する。美術館をつくる、大病院を建設する、社会福祉に寄付する、、。こういった事業に金を投ずる人も立派であるが、ノーベルのように人材を顕彰することもいい。自分の志を継いでくれる人を育てることになるからだ。しかし、大富豪となり人間不信に陥ったノーベル自身はそういった事業がうまくいくかを疑っていた。今日の世界最高の賞となったノーベル賞の受賞の騒ぎをみてノーベルは満足しているだろうか。

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12月9日 開高健(小説家)

悠々として、急げ

開高 健(かいこう たけし、かいこう けん、1930年12月30日 – 1989年12月9日)は、日本の小説家。1930年に大坂で生まれ旧制大阪高校に入るが学制変更で大阪市立大学法学部に入学しなおす。20歳の時に処女作「印象生活」を発表。

サントリーの名コピーライターであったこの人の言葉は素敵だ。「少年の心で、大人の財布で歩きなさい」「危機と遊びが男を男にする」「朝霧の一滴にも 天と地が 映って

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12月8日 諸橋轍次(漢字の研究者、文学博士)

無理をしない

諸橋 轍次(もろはし てつじ、1883年6月4日 – 1982年12月8日)は、漢字の研究者で大著「大漢和辞典」や「広漢和辞典」(ともに大修館書店刊)の編者。文学博士。東京文理科大学名誉教授。都留短期大学および都留文科大学の(四年制大学としての)初代学長。三男の諸橋晋六は静嘉堂文庫理事長のほか三菱商事社長・会長も務めた。

この「無理をしない」である。このような事業は無理をしないと完成までにはこぎ着けないのではないかと思うが、さに非ず。辞書の編集という事業は根気と体力を要する仕事であり、諸橋自身も肺炎、肋膜炎、百日咳、白内障、そして失明同然になっていく。そういう健康状態の中で、使命感にかられながらも、無理をしないで長期戦、持久戦でライフワークに挑んだのである。99歳という長寿はそれが正しかったことをうかがわせる。

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12月7日 佐野常民(武士、政治家)

博愛これを仁という。仁とは人をいつくしむこと

佐野 常民(さの つねたみ、1823年2月8日(文政5年12月28日) – 1902年(明治35年)12月7日)は、日本の武士(佐賀藩士)、政治家。日本赤十字社の創始者。官職は枢密顧問官、農商務大臣、大蔵卿、元老院議長。勲等は勲一等。爵位は伯爵。「佐賀の七賢人」の1人。

幕末から明治の時代に、政治・産業・科学・芸術の分野で先進的な活動を展開した佐野常民は想像以上の巨人であった。その常民は、「博愛これを仁という。仁とは人をいつくしむこと」という言葉を残している。佐野常民のエネルギーの源がそれである。

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12月6日 徳川光圀(水戸藩の第2代藩主)

誕生日は、最も粗末な食事でいい。この日こそ、母を最も苦しめた日なのだから

徳川 光圀(とくがわ みつくに、寛永5年6月10日(1628年7月11日)- 元禄13年12月6日(1701年1月14日))は、常陸水戸藩の第2代藩主。

頭脳明晰で判断力に優れ、顔だちもよく行動も俊敏だった。しかし光圀は三男であった。光圀は兄二人を差し置いて6歳で世子になり、水戸徳川家を継ぐのだが、中国の「伯夷伝」にならい次代は兄の子に継承させ、兄の深い悲しみに答えた。この言葉も、情に厚い光圀の真骨頂を示している。

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12月5日 ネルソン・マンデラ(政治家、弁護士)

もしもあなたが敵と平和を築きたいなら、敵とともに働かなくてはならない。そうすれば敵はあなたのパートナーとなる

ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ(1918年7月18日 – 2013年12月5日)は、南アフリカ共和国の政治家、弁護士である。南アフリカ共産党中央委員、アフリカ民族会議議長(第11代)、下院議員(1期)、大統領(第8代)を歴任。

敵を倒す。殲滅する。支配する。虐げる。そういう考えでは平和は来ない。新たな差別の歴史が始まるに過ぎない。過去を忘れるだけでは真の和解はこない。昨日までの憎き敵を尊重し、ともに建設に向かう。四半世紀以上にわたる獄中生活で身に付けたマンデラの不動の哲学は、新たな次元を迎えた国家建設の指針となった。リーダーは敵をパートナーに変えるこのマンデラの教えを学びたい。

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12月4日 荻村伊智郎(卓球選手、指導者)

51%の確率で入ると判断したボールはすべてスマッシュをしていく

荻村 伊智朗(おぎむら いちろう、1932年6月25日 – 1994年12月4日)は日本の卓球選手、指導者。第3代国際卓球連盟会長。静岡県出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。全日本卓球男子シングルス優勝、世界卓球選手権優勝など輝かしい成績を残す。その後、指導者として国際的な卓球の普及に尽力。

一流選手同士の戦いではミスをしないようにすれば五分五分となる。しかしそれでは勝つことはできない。決定率100%のスマッシュを武器とし、51%の確率で相手コートに打ち込むことができれば、フルセットの最後に勝つことができるというのが荻村の考えだった。凡ミスをしないという徹底した守りの基本技術、決定率100%というスマッシュを打ち込む精度の高い攻めの技術、その上で相手コートに打ち込んで入る確率が51%以上あれば勝てるという。今なお荻村杯に名をとどめる天才の言葉をかみしめたい。

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12月3日 鹿島守之助(外交官、経営者、政治家)

『どうにかなる』という考えでなく、『どうなるか』を研究し『どうするか』の計画を立てて実行することだ

鹿島 守之助(かじま もりのすけ、明治29年(1896年)2月2日 – 昭和50年(1975年12月3日)は、日本の外交官、経営者、政治家。鹿島建設会長、参議院議員。兵庫県出身。東京帝国大学法学部政治科を卒業後、外務省に入省。ドイツの日本大使館に3年勤務。鹿島組(のちの鹿島建設)社長鹿島精一に見込まれ、精一氏の長女と結婚し鹿島組に移籍。取締役などを経て、同社社長に就任。

植木等のスーダラ節に「そのうち、なんとかなるだろさ」という歌詞があるが、それでは「どうにもならない」のだ。どうなるか、どうするか、それを常に問いかけよう。

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12月2日 平山郁夫(日本画家、教育者)

才能とは、持続すること

平山 郁夫(ひらやま いくお、1930年6月15日 – 2009年12月2日)は、日本画家、教育者。日本美術院理事長、一ツ橋綜合財団理事、第6代・第8代東京藝術大学学長を務めた。文化勲章受章者。称号は広島県名誉県民、広島市名誉市民、鎌倉市名誉市民。主な作品「仏教伝来」「入涅槃幻想」「大唐西域壁画」など。

平山郁夫先生には一度お会いしたことがある。静かな、深い、そして暖かい目が印象に残っている。画家として頂点を極めたこの人でも、自身の天才を信じてはいない。継続するという言葉よりも、持続という言葉には意志や努力や危うさが感じられる。持続可能なテーマを持っていることが前提であるが、後はそのまま続けていくだけだ。持続する結果、ある才能が育ってくるということなのだ。

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