10月9日 薄田泣菫(詩人、随筆家)

長い文章なら、どんな下手でも書くことができる。文章を短く切り詰める事が出来るようになったら、その人は一ぱしの書き手である

薄田 泣菫(すすきだ きゅうきん、1877年(明治10年)5月19日 – 1945年(昭和20年)10月9日)は、日本の詩人・随筆家。本名、淳介(じゅんすけ)。『暮笛集』『白羊宮』などで島崎藤村、土井晩翠の後を継ぐ浪漫派詩人として登場。また、象徴派詩人として蒲原有明と併称された。大正以後は詩作を離れ、『茶話』『艸木虫魚』などの随筆集を書いた。

だらだらと長い文章を、切り詰め、切り詰めて、鋭い随筆に仕立て上げる。その究極は、一編の詩ではないか。言葉を組み立てて見事な詩を書いた泣菫にとって、人生後半に詩から離れて書き続けたエッセイは、余分な情報を盛り込むことができるからお手の物だっただろう。短文を書けるか、それが書き手の条件だ。

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10月8日 武満徹(作曲家)

作曲家にとって一番大事なことは”聴く”ことさ

武満 徹(たけみつ とおる、1930年10月8日 – 1996年2月20日)は、日本の作曲家。ほとんど独学で音楽を学ぶ。若手芸術家集団「実験工房」に所属し、映画やテレビなどで幅広く前衛的な音楽活動を展開。和楽器を取り入れた『ノヴェンバー・ステップス』によって、20世紀を代表する現代音楽家となった。享年65。

武満は学校教育の音楽に無縁だったが、特殊な音楽的記憶力を持っていた。そして生きている間に自分の音楽を創ろうとし日本を背負いながら自由に世界に飛翔した。異国趣味で琵琶や尺八をやるのではなく、西洋音楽にない日本の音楽の本質的で重要な面を出したいと願った。自然環境のように、流れるようにオーケストラ音楽を創っていった。武満徹は作曲家はまず、生きている生命、大いなる宇宙、自然、そこから生まれ出る命の音を最初の聴衆として心を込めて聴こうとすべきだという。それは普遍への道であろう。

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10月8日 下田歌子(教育者、歌人)

何によらず、臨機の方法を求むる場合に於て、倉皇事を執れば、必ず損失ありと知るべし

下田 歌子(出生名:平尾 鉐(ひらお・せき)、安政元年8月9日(1854年9月30日) – 昭和11年(1936年)10月8日)は、日本の明治から大正期にかけて活躍した教育者・歌人。女子教育の先覚者。

この言葉の「倉皇事(そうこうごと)」とは「慌てふためく様子」の意味である。泰然自若、準備万端、心に迷いがない状態で、あわてることなく、冷静にさまざまの事にあたりたいものだ。

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10月7日 久保田一竹(テキスタイルアーティスト)

伝統は軽んじてはならない。伝統にとらわれてもならない

久保田 一竹(くぼた いちく、1917年10月7日 – 2003年4月26日)は、日本のテキスタイルアーティスト。

20歳で「辻が花」に魅せられた久保田一竹は、ぶれることなくその後65年間にわたって生涯をかけて伝統の復活という課題に果敢に挑戦している。伝統と革新は、古くて新しいテーマであり、芸術、スポーツ、政治、組織運営、あらゆる分野で人々はこのテーマに挑んでいると言ってもいい。長い時間によって織られた歴史と伝統を引き継ぎながら、それに過剰に囚われることなく工夫を重ね、時代の息吹を吹き込み、新しい生命を誕生させる。それが現代に生きる私たちの課題なのだ。

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第39回 湯川秀樹(音声講座『ビジネスに活かす偉人の名言』)

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「独創的なものは初めは少数派。多数というものは独創ではない」

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10月7日 石坂洋次郎(小説家)

小さな成功よりもあなたの孕んでいる未完成の方がはるかに大きなものがあることを忘れてはならないと思う

石坂 洋次郎(いしざか ようじろう、1900年(明治33年)1月25日 – 1986年(昭和61年)10月7日)は、日本の小説家。

この作家が教え子たちに残した言葉もなかなかいい。その言葉が彼等の人生に長く影響を与え、それが残っていることが素晴らしい。石坂は一人一人にその人にふさわしい言葉を書いてあげている。素晴らしい教師だったのだ。それらの言葉の中で、冒頭にあげた、小さな完成ではなく未完成の自分を大切にせよ、というメッセージは心に響き渡る。

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10月6日 ル・コルビュジェ(建築家)

家は生活の宝石箱でなくてはならない

ル・コルビュジエ(Le Corbusier、1887年10月6日 – 1965年8月27日)はスイスで生まれ、フランスで主に活躍した建築家。

「与えられた条件がいかなるものであるかは、絶えず情け容赦なく照り続ける」と仕事の困難さを語るル・コルビュジェは「家は生活の宝石箱でなくてはならない」と建築の心を説いている。大型の建築にも手を染めたが、個人の住宅の設計も多い。ル・コルビュジェは建築家として有名であったが、ひとつの分野にはとどまらない美の巨人だった。建築以外にも、絵画、彫刻、版画、タピスリー、映像などの分野にわたって活躍した多才な芸術家であった。朝はアトリエでの絵画制作、午後は設計事務所で仕事というスタイルだったことにも、その志向が現れている。

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10月6日 尾崎行雄(政治家)

人生の本舞台は常に将来にあり

尾崎 行雄(おざき ゆきお、1858年12月24日(安政5年11月20日) – 1954年(昭和29年)10月6日)は、日本の政治家。

1890年の第一回総選挙での31歳での当選以来、1952年の第25回総選挙(94歳)までの60数年間の議員生活、当選25回という記録は誰にも破られないだろう。冒頭の言葉は、常に将来に備え続けたその尾崎の気概を示すものと受け止めたい。

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10月5日 大濱信泉(法学教育者)

人の価値は、生まれた場所によって決まるものではない。いかに努力し、自分を磨くかによってきまるものである

大濱 信泉(おおはま のぶもと、1891年10月5日 – 1976年2月13日)は、日本の法学(専門は商法)・教育者。第7代早稲田大学総長(1954年 – 1966年)。沖縄県石垣島生まれ。

小学生時代に、ナポレオンの伝記を読んで、地中海の離島コルシカ島に生まれた人物が、フランスの皇帝にまでなった話に感激する。沖縄師範ではラブレター事件で退学処分を受け、上京し早稲田大学を首席で卒業する。この人の名は日本野球機構コミッショナーとしての記憶があるのだが、実は沖縄返還の立役者だったのだ。沖縄の石垣島出身の自分を、コルシカ島出身のナポレオンというモデルを参考にして、努力を重ね、自分を磨き上げて、大きくはばたいた人である。人生におけるロールモデルの存在が人を鼓舞することを改めて教えてくれる。やはり偉人伝の教育効果はすさまじいものがある。石垣島の記念館を訪ねなくてはならない。

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10月5日 瀬長亀次郎(政治家)

不屈

瀬長 亀次郎(せなが かめじろう、1907年(明治40年)6月10日 – 2001年(平成13年)10月5日)は、日本の政治家。

この「不屈」は、瀬長の人生を一言で表す言葉だ。瀬長らの行った「島ぐるみ」闘争は、今日も引き継がれているようにみえる。祖国復帰を熱望した瀬長の見た祖国日本はどのように映ったであろうか。

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