12月6日 徳川光圀(水戸藩の第2代藩主)

誕生日は、最も粗末な食事でいい。この日こそ、母を最も苦しめた日なのだから

徳川 光圀(とくがわ みつくに、寛永5年6月10日(1628年7月11日)- 元禄13年12月6日(1701年1月14日))は、常陸水戸藩の第2代藩主。

頭脳明晰で判断力に優れ、顔だちもよく行動も俊敏だった。しかし光圀は三男であった。光圀は兄二人を差し置いて6歳で世子になり、水戸徳川家を継ぐのだが、中国の「伯夷伝」にならい次代は兄の子に継承させ、兄の深い悲しみに答えた。この言葉も、情に厚い光圀の真骨頂を示している。

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12月5日 吉本せい(吉本興業創業者、芸能プロモーター)

笑わせなあきまへんで

吉本 せい(よしもと せい、1889年12月5日 – 1950年3月14日)は、吉本興業創業者、芸能プロモーター。

吉本興業の使命は大衆を「笑わせる」ことだった。人を観る。時代を先取りする。意見をよく聞く。そしていいと思ったものは失敗を恐れず断固実行する。お笑いに人生を賭けた女大将は、「笑わせなあきまへんで」と常に言いながらお笑いの集団を組織していった。吉本せいをモデルにした2017年10月から始まったNHK朝ドラ「わろてんか」でその人生ドラマを楽しみたい。

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12月5日 ネルソン・マンデラ(政治家、弁護士)

もしもあなたが敵と平和を築きたいなら、敵とともに働かなくてはならない。そうすれば敵はあなたのパートナーとなる

ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ(1918年7月18日 – 2013年12月5日)は、南アフリカ共和国の政治家、弁護士である。南アフリカ共産党中央委員、アフリカ民族会議議長(第11代)、下院議員(1期)、大統領(第8代)を歴任。

敵を倒す。殲滅する。支配する。虐げる。そういう考えでは平和は来ない。新たな差別の歴史が始まるに過ぎない。過去を忘れるだけでは真の和解はこない。昨日までの憎き敵を尊重し、ともに建設に向かう。四半世紀以上にわたる獄中生活で身に付けたマンデラの不動の哲学は、新たな次元を迎えた国家建設の指針となった。リーダーは敵をパートナーに変えるこのマンデラの教えを学びたい。

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12月4日 リルケ(詩人、作家)

現在持っている最上の力より以下の仕事をしてはならない

ライナー・マリア・リルケ(Rainer Maria Rilke、1875年12月4日 – 1926年12月29日)は、オーストリアの詩人、作家。シュテファン・ゲオルゲ、フーゴ・フォン・ホーフマンスタールとともに時代を代表するドイツ語詩人として知られる。

小説家・野上弥生子は「現在もっている最上の力より以下の仕事をしてはならない、とするリルケの言葉は私たちも死ぬまで忘れてはならないものであろう」と述べて仕事に没頭している。「後日に思いを残す未練が生じないように、その時点において思い浮かべるすべてを書き尽くすつもりで集約の気分に発してとりかかる姿勢を常に私は基本方針としていた」と、谷沢永一がいうのと同じ厳しく固い決意である。最上の仕事の連続が生きている証となって結実するのだ。持てる力を最大限に発揮した仕事をしよう。

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12月4日 荻村伊智郎(卓球選手、指導者)

51%の確率で入ると判断したボールはすべてスマッシュをしていく

荻村 伊智朗(おぎむら いちろう、1932年6月25日 – 1994年12月4日)は日本の卓球選手、指導者。第3代国際卓球連盟会長。静岡県出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。全日本卓球男子シングルス優勝、世界卓球選手権優勝など輝かしい成績を残す。その後、指導者として国際的な卓球の普及に尽力。

一流選手同士の戦いではミスをしないようにすれば五分五分となる。しかしそれでは勝つことはできない。決定率100%のスマッシュを武器とし、51%の確率で相手コートに打ち込むことができれば、フルセットの最後に勝つことができるというのが荻村の考えだった。凡ミスをしないという徹底した守りの基本技術、決定率100%というスマッシュを打ち込む精度の高い攻めの技術、その上で相手コートに打ち込んで入る確率が51%以上あれば勝てるという。今なお荻村杯に名をとどめる天才の言葉をかみしめたい。

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12月3日 津田梅子(教育者)

何かを始めるのはやさしいが、それを継続するのは難しい。成功させるのはなお難しい

津田 梅子(つだうめこ、元治元年12月3日(1864年12月31日)-昭和4年(1929年)8月16日)は、日本の教育者。日本における女子教育の先駆者。岩倉使節団に6歳の梅子は随行し渡米。二度の留学後、1900年に女子英学塾(現・津田塾大学)を設立し、塾長。

何かをおもいついて始めるが、いつのまにか霧消。気がつけば、やりっ放しの痕跡だらけ。常に困難が襲ってくるし、自分の側にも様々な事情が降ってくる。だから何ごとも続けるのはまことに難しい。誰の目にも見えるように成功させるには、長い時間をかけてさらに幾多の困難を克服していかねばならない。津田梅子の女子英学塾の設立は、周囲の無理解と自身の無力感を克服していく難事業であっただろうことがわかる。冒頭の言葉は、その津田梅子の言であるだけに心打たれるものがある。

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12月3日 鹿島守之助(外交官、経営者、政治家)

『どうにかなる』という考えでなく、『どうなるか』を研究し『どうするか』の計画を立てて実行することだ

鹿島 守之助(かじま もりのすけ、明治29年(1896年)2月2日 – 昭和50年(1975年12月3日)は、日本の外交官、経営者、政治家。鹿島建設会長、参議院議員。兵庫県出身。東京帝国大学法学部政治科を卒業後、外務省に入省。ドイツの日本大使館に3年勤務。鹿島組(のちの鹿島建設)社長鹿島精一に見込まれ、精一氏の長女と結婚し鹿島組に移籍。取締役などを経て、同社社長に就任。

植木等のスーダラ節に「そのうち、なんとかなるだろさ」という歌詞があるが、それでは「どうにもならない」のだ。どうなるか、どうするか、それを常に問いかけよう。

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12月2日 ヴェルニー(技術者)

政治的事件のとばっちりを受けたものの、事業中断はできない

フランソワ・レオンス・ヴェルニー(Francois Leonce Verny 、1837年12月2日 – 1908年5月2日)はフランスの技術者。1865年から1876年にかけて横須賀造兵廠、横須賀海軍施設ドックや灯台、その他の近代施設の建設を指導し、日本の近代化を支援した。

大隈重信が後年、「明治政府の近代化政策は、小栗忠順の模倣にすぎない」と発言しているように、ヴェルニーは小栗と二人三脚で大事業を完成させた。今でも横須賀湾に面したところにヴェルニー公園があり、ヴェルニーと小栗の銅像が並んで建っており、二人の功績をたたえている。そしてその一角に瀟洒なヴェルニー記念館が建っている。日本にとって意義の高いプロジェクトを中断させなかったお雇い外国人の心意気には感謝しなくてはならない。

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12月2日 平山郁夫(日本画家、教育者)

才能とは、持続すること

平山 郁夫(ひらやま いくお、1930年6月15日 – 2009年12月2日)は、日本画家、教育者。日本美術院理事長、一ツ橋綜合財団理事、第6代・第8代東京藝術大学学長を務めた。文化勲章受章者。称号は広島県名誉県民、広島市名誉市民、鎌倉市名誉市民。主な作品「仏教伝来」「入涅槃幻想」「大唐西域壁画」など。

平山郁夫先生には一度お会いしたことがある。静かな、深い、そして暖かい目が印象に残っている。画家として頂点を極めたこの人でも、自身の天才を信じてはいない。継続するという言葉よりも、持続という言葉には意志や努力や危うさが感じられる。持続可能なテーマを持っていることが前提であるが、後はそのまま続けていくだけだ。持続する結果、ある才能が育ってくるということなのだ。

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