4月30日 川喜多長政(映画製作者、輸入業者)

人は祖国を離れたとたんに、愛国者となる

川喜多 長政(かわきた ながまさ、1903年4月30日 – 1981年5月24日)は、映画製作者、輸入業者。国際的映画人として、とくにアジアでは絶大な信用を有した。妻で長政以上の国際的知名度を持つ「日本映画の母」かしこ、娘の和子(伊丹十三の最初の妻)とともに「川喜多家の三人」として記憶される。

長政という名前は、歴史好きの父がアジアに飛躍するようにと山田長政からとったという。その名のとおりに「映画」をテーマにアジアと世界に雄飛した川喜多長政は、海外に出たらみなが愛国者になると述べている。外に目が開かれると、自身の内側に目が向かう。郷里から出る、日本から出る、このとき私たちはアイデンティティを強く意識する。そして愛郷心、愛国心が芽生えるのだ。

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4月30日 永井荷風(小説家)

世間のつまらぬ不平や不愉快を忘れるには学問に遊ぶのが第一の方法である

永井 荷風(ながい かふう、1879年(明治12年)12月3日 – 1959年(昭和34年)4月30日)は、日本の小説家。

文壇との付き合いを避けた荷風は、その鋭い舌鋒で文士たちを批判する。対象となったのは、菊池寛、文学者、偽君子、官、、などだ。そういう不平、不満などの憂さを晴らすには、自分の分野の研究にいそしむことが一番の方法ということだ。

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4月29日 仰木彬(プロ野球選手、監督、野球解説者)

イチローをつくったのは俺だ!

仰木 彬(おおぎ あきら、1935年4月29日 – 2005年12月15日)は、福岡県出身のプロ野球選手、プロ野球監督(近鉄、オリックス)、野球解説者。

「自分が一流になれなかったのは、若い時に遊びすぎたからだ。あとから気づいても遅いんだぞ。オレが悪い見本や」と言った仰木は、恩師の三原監督をもじって「仰木マジック」といわれる奇策を成功させた名監督であるが、人を育てるマジシャン(魔術師)でもあった。野茂英雄、長谷川滋利、イチロー、田口壮などは仰木が育てた大リーガーだ。孤高の天才・イチローは「僕の唯だ一人の師匠」と記者の質問に答えている。確かにイチローを育てたのは仰木彬の最大の業績かも知れない。

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4月29日 桜田武(経営者)

先人の轍を求めず、求めしものを求む

櫻田 武(さくらだ たけし、1904年(明治37年)3月17日 – 1985年(昭和60年)4月29日)は、昭和の経営者。日清紡績元社長。日清紡績”中興の祖”。日経連会長、名誉会長を務め、”ミスター日経連”とも呼ばれた。「財界四天王」の一角を占めた。4月29日に永眠。

先人が歩き踏みしめた道に自分の答えを求めるべきでない。轍に沿って安易な歩みをすべきではない。その道を歩いた先人の思いを胸に自身の道を歩め。桜田のこの言葉は一人ぼっちで歩む人を応援してくれる。

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4月28日 藤田喬平(ガラス工芸家)

作家というのは本当は六十からが勝負。自分の持ち味を出せるようになるんだ

藤田 喬平(ふじた きょうへい、1921年4月28日 – 2004年9月18日)は、ガラス工芸家。イタリアで学んだ色ガラスと金箔を混ぜた飾筥(かざりばこ)で独自のガラス工芸分野を確立した。1997年(平成9年)文化功労者。2002年(平成14年)文化勲章受章。

この言葉の後には「若いうちは自己主張が強くなるが 人間を積み重ねることによって力を抜けるようになる 手を抜いているようで手を抜かない これが出来ないと、、、」と続く。藤田は1976年に日本ガラス工芸協会会長に就任するが、その翌年の1977年にはイタリアヴェネツイアに渡りガラス制作を始める。このとき、56歳。藤田は、「ベネツイアの恋」などベニス花瓶などの新作レース文様ガラス器を次々と発表して新境地を開いていく。「趣味なんか持っていたら、仕事なんかできないよ」と言いながら過去の自分の殻を破っていく姿には感動を覚える。藤田喬平は中年の危機をこのようにして乗り切って世界を相手に高みに登っていったのである。

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4月28日 中里介山(小説家)

人間が苦労しなければならないこと、苦労した人間に光のあるというのは、つまりこの慢心の灰汁(あく)が抜けているからである。苦労なんていうものは人生にないほうがよいのかも知れないが、それをしないと人間が増長して浅薄になる。苦労も人生の一つの必要である

中里 介山(なかざと かいざん、1885年(明治18年)4月4日 – 1944年(昭和19年)4月28日)は、日本の小説家。

人間は増長して浅はかになるのを防ぐためには苦労をして慢心の灰汁抜きをすることが必要だと中里は言っている。慢心の灰汁抜きとはうまいことを言ったものだ。いずれは「大菩薩峠」という41巻の未完の一大巨編を読まねばならない。

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4月27日 グラント(軍人、政治家)

君に合戦計画を与えるつもりはない。達成してもらいたいことを計画しただけであり、それをどのように達成するかは君の自由だ

ユリシーズ・S・グラント(英: Ulysses S. Grant、1822年4月27日 – 1885年7月23日)は、アメリカ合衆国の軍人、政治家。南北戦争北軍の将軍および第18代アメリカ合衆国大統領。アメリカ史上初の陸軍士官出身の大統領。

グラント将軍は部下には目標を与え、達成方法いついては裁量を与えた。目標と裁量の関係を熟知しており、マネジメントの原則を自然に身につけていた。また戦争では互いに自軍が負けていると感じる時点があり、そこで弱気にならないものが勝つという微妙な真理を知っていた。戦争を行う将軍の心理戦にも精通していた。南北戦争における北軍の勝利はこの一人の天才によるところが大きい。

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4月27日 松下幸之助(実業家、発明家、著述家)

第一の経営哲学、経営理念が確立できれば、まず五十点で半分成功したのと一緒

松下 幸之助(まつした こうのすけ、1894年〈明治27年〉11月27日 – 1989年〈平成元年〉4月27日)は、日本の実業家、発明家、著述家。

どの言葉も心に響く。こういう言葉を「金言」というのではないだろうか。経営哲学、経営理念、志、信念、、、。そういう基本が決まれば未来に向けてスタートを切れる。その道は成功への確かな道である。

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4月26日 シェークスピア(劇作家、詩人)

『今が最悪の事態だ』と言える間は最悪ではない

ウィリアム・シェイクスピア(英語: William Shakespeare, 1564年4月26日(洗礼日) – 1616年4月23日(グレゴリオ暦5月3日))は、イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある。

「簡潔こそが英知の真髄である」などシェークスピアは人生と人間の観察の天才だ。冒頭の言葉にはいくつかの解釈があるが、「最悪の事態だ」と言葉にするときには、まだ希望が残っている、ととらえたい。

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