7月31日 小谷正一(イベントプロデューサー)

いつだって時代は過渡期だし、キャンパスは真っ白なんだよ

小谷 正一(こたに まさかず、1912年7月31日 – 1992年8月8日)は、日本のイベントプロデューサー。

小谷正一は「年越しの名刺を持たない男」といわれたように、一つの仕事を成し遂げると未練なく次の会社で仕事に取り組むというスタイルを貫いた人だ。
時代の過渡期に巡り会って縦横に仕事ができた幸運をうらやましがった後輩に向けて語ったのが冒頭の言葉である。そう、いつだって時代は曲がり角にあるし、いつだって過渡期なのだ。遅れてきた青年などはいない。真白いキャンパスに自由に絵を描こう。

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7月31日 サンテグジュベリ(作家、操縦士)

心だけが、正しくものを見ることができるのさ。本当に大切なものは目に見えないんだよ

アントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ(1900年6月29日 – 1944年7月31日)は、フランスの作家、操縦士。郵便輸送のためのパイロットとして、欧州-南米間の飛行航路開拓などにも携わった。世界140カ国で出版されているベストセラー「星の王子さま」の著者。1900年生まれ、1943年に飛行機操縦時の事故で永眠。熟練のパイロットでもあった。

名著「星の王子さま」の大成功を見ることなく、飛行機事故で亡くなったサンテグジュベリ。この小説家のこの言葉が最も有名だ。見ることのできるものは大事ではない。見えないもの、心でしか感じ得ないもの、そういうものが本当に大切なのである。

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7月30日 ヘンリー・フォード(企業家)

年寄りは若い時に貯金をしろと言うが、それは間違っている。最後の一銭まで貯めようと考えたらいけない。自分に投資しなさい。私は40歳になるまで、1ドルたりとも貯金したことがない

ヘンリー・フォード(Henry Ford 、1863年7月30日 – 1947年4月7日)は、アメリカ合衆国出身の企業家、自動車会社フォード・モーターの創設者であり、工業製品の製造におけるライン生産方式による大量生産技術開発の後援者である。

まず自前の投資金を手にせよ、とする教訓を言う先達もあるが、私は「貯金をするな、自己に投資せよ」というこのフォードの言葉にわが意を得たという感じを持つ。フォードであったか定かではないが、同じ思想の影響を受けて、小金を貯めずに30歳くらいまでは自分が伸びるために可処分所得を注ぎ込もうとしていた。今となってみると、それでよかったと思う。年寄りのアドバイスは聞いてはいけない。

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7月30日 ビスマルク(政治家、貴族)

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

オットー・エドゥアルト・レオポルト・フュルスト(侯爵)・フォン・ビスマルク=シェーンハウゼン(1815年4月1日 – 1898年7月30日)は、プロイセン及びドイツの政治家、貴族。プロイセン王国首相(在職1862年-1890年)、北ドイツ連邦首相(在職1867年-1871年)、ドイツ帝国首相(在職1871年-1890年)を歴任した。ドイツ統一の中心人物であり、「鉄血宰相」の異名を取る。

人は様々の事件に遭遇し失敗を重ねてゆく。その失敗の中で自分自身の独自の教訓を得ながら成長していく。しかし一生といってもなかなか100年には届かない。無数の人間が膨大な経験から学んだ叡智を歴史に遺している。だから歴史を学ぶべきなのだ。愚者でもなく、賢者とも言えない凡人は歴史の蓄積と、自身の切実な経験を組み合わせて人生に対処すべきだろう。

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7月29日 重光葵(外交官、政治家)

願わくは御国の末の栄え行き 我が名さけすむ人の多きを

重光 葵(しげみつ まもる、1887年(明治20年)7月29日 – 1957年(昭和32年)1月26日)は、第二次世界大戦期の、日本の外交官・政治家である。

マッカーサーのサインの後には、米国、中国、英国、ソ連、オーストラリア、カナダ、フランス、オランダ、ニュージーランドの各代表のサインがみえる。2番目は中国だった。あの戦争は太平洋戦争でもあったが、大東亜戦争でもあったのだ。真珠湾攻撃より10年前の1931年には満州事変が起こっていた。日本は中国にも負けたのである。
屈辱的な歴史的役割を果たした重光葵は「願くは 御國の末の 栄え行き 我が名さけすむ 人の多きを 」と詠んだ。その志の高さに感動を覚える。

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第29回 宇野千代(音声講座『ビジネスに活かす偉人の名言』)

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7月29日 ゴッホ(画家)

僕は人物を描きたい、人物を、もっと人物を。赤ん坊からソクラテスに至るまで、白い肌の色の黒髪の女から陽に焼けて煉瓦色の顔をした黄色い髪の女に至るまで、この二本足の動物のシリーズは僕の力ではどうにもならない

フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ(1853年3月30日 – 1890年7月29日)は、オランダのポスト印象派の画家。

ゴッホは最後は、人間を描くことが最も難しいと言っているのだ。

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7月28日 大原孫三郎(実業家)

仕事は三割の賛同者があれば着手すべきだ。五割も賛成者がいればもう手遅れだよ

大原 孫三郎(おおはら まごさぶろう、1880年7月28日 – 1943年1月18日)は日本の実業家。倉敷紡績(クラボウ)、倉敷絹織(現在のクラレ)、倉敷毛織、中国合同銀行(中国銀行の前身)、中国水力電気会社(中国電力の前身)の社長を務め、大原財閥を築き上げる。

『わしの眼は十年先が見える』という著書もある大原孫三郎は十年先どころか、百年先のフィランソロピーの登場を見ていたのではないかと生涯を眺めると思えてくる。彼が言うように仲間の半分が賛成するような施策はすでに手遅れであろう。未来へ向けての決断がテーマである経営は、多数決で行っては断じてならない。

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7月28日 山田風太郎(小説家)

ぼくは(明治時代を)恐ろしい時代だと思うけれどねえ。日本はほぼ十年おきに戦争していったんだもの、太平洋戦争までね

山田 風太郎(やまだ ふうたろう、1922年(大正11年)1月4日 – 2001年(平成13年)7月28日)は、日本の小説家。本名は山田 誠也(せいや)。伝奇小説、推理小説、時代小説の三方で名を馳せた、戦後日本を代表する娯楽小説家の一人である。東京医科大学卒業。

確かに山田の言うように、大きなスパンでみると明治から昭和は戦争の時代だった。その400余年間で戦争があったのは、わずか50年だったのだ。

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7月27日 高橋是清(武士、官僚、政治家)

その職務は運命によって授かったものと観念し精神をこめ誠心誠意をもってその職務に向かって奮戦激闘しなければならぬ。いやいやながら従事するようでは到底成功するものではない。その職務と同化し一生懸命に真剣になって奮闘努力することではじめてそこに輝ける成功を望み得るのである

高橋 是清(たかはし これきよ、嘉永7年閏7月27日(1854年9月19日) – 昭和11年(1936年)2月26日)は、日本の幕末の武士(仙台藩士)、明治、大正、昭和時代初期の官僚、政治家。立憲政友会第4代総裁。第20代内閣総理大臣。

高橋是清は若い頃にアメリカに渉っている。学費や渡航費用の着服、ホームステイ先の両親にだまされ、奴隷同然の生活を送っている苦労人である。この間に習得した英語が身を助けた。その高橋是清は、職務は運命として観念して奮戦激闘せよと言う。その心構えが高橋自身を大きくし、日銀副総裁として日露戦争という国難を救い、また金融恐慌、世界恐慌、を沈静化させるなど6度の大蔵大臣を担当し、2・26事件で斃れるまで長く国難にあたった。常に「運命」と観念して奮闘する姿が目に見るようだ。

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