3月31日 横井庄一(陸軍軍人、評論家)

恥ずかしながら、生きながらえて帰ってまいりました

横井 庄一(よこい しょういち、1915年3月31日 – 1997年9月22日)は、日本の陸軍軍人、評論家。最終階級は陸軍軍曹

「私はこれから、失われた日本人の心を探し求めたいと思います。、、勤勉な心を失った国民が本当に繫栄したためしはありません。、、食糧の大半を輸入に頼っているようでは独立国家と申せません。、、、子が親を大切にしないような教育、生徒が先生を尊敬しないような教育などあってたまるもんですか。そんなものがあれば、それは教育と言えません。」
戦争時に国に忠を尽くした横井庄一の目には、戦後日本は「国あって、国なし」とみえた。横井庄一は、国とは何か、重い課題を日本に突きつけている。

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3月31日 JPモルガン(モルガン財閥創始者)

どこかにたどり着きたいなら、今いるところには留まらないことを決心することだ

ジョン・ピアポント・モルガン(1837年4月17日 – 1913年3月31日)は、アメリカの5大財閥の1つであるモルガン財閥の創始者である。その後継者たちは、現在では世界有数のグローバル総合金融サービス会社として世界経済に大きな影響を与えている。

モルガンは、冒頭の言葉にみるように、どのような場所や地位にも安住することなく、常に「次」を見ていた人であったようだ。
今やっていることの先に、新しい地平がせりあがってきて、そこに飛び込んでいくという人生行路だったのではないだろうか。

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3月30日 堤清二(実業家小説家、詩人)

愚直さが相手の心を打つ

堤 清二(つつみ せいじ、1927年3月30日 – 2013年11月25日)は、日本の実業家(セゾングループ総帥)、小説家、詩人。小説家としては、辻井喬を名乗っている。

生涯を眺めると才能の華々しさを感じるが、「挫けない、無茶をする、率直、個性、尊重、多様性、自分の言葉、複眼、批判者、、」など堤清二の言葉を追うと、高い知性と穏やかな風貌(パーティの挨拶を一度聞いたことがある)とは縁遠い心持ちが見えてくる。本人は自身を愚直であると考えていたとは意外である。優れた資質を背負いながら愚直にものごとに取りくもうとしていたことが堤清二の真骨頂だったのであろう。

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3月30日 ウィリアム・アーサー・ワード(アメリカの教育者・哲学者・著作家)

凡庸な教師はただしゃべる。良い教師は説明する。すぐれた教師は自らやってみせる。偉大な教師は心に火をつける。

ウィリアム・アーサー・ワード(1921年 – 1994年3月30日)
教師について名言は多いが、この言葉はそのなかでも出色である。ワードはアメリカ生まれの教育者・哲学者・著作家である。3月30日に逝去。

教師という仕事の本質は、このワードの言葉に尽きるのではないか。

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3月29日 羽仁五郎(歴史家、参議院議員)

自分の国だから我々は日本を批判するのだ。批判するのはよりよい日本をつくるためなのだ。批判の無いところに未来はない

羽仁 五郎(はに ごろう、1901年(明治34年)3月29日 – 1983年(昭和58年)6月8日)は、日本の歴史家(マルクス主義歴史学・歴史哲学・現代史)。参議院議員。日本学術会議議員。

私は大学時代『都市の論理』という羽仁五郎の著作に親しんだことがあるが、卒業後「知的生産の技術」研究会の講師としてお呼びして謦咳に接したことがある。冒頭の言葉には、「無批判に日本の良さなどと言うのはナルシズムだ。鏡の中の自分の顔をながめていい気分になっているような馬鹿と同じだ」が続く。組織も同じだ。人も同じだ。自己満足をやめよ、自己に厳しくあれ。

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3月29日 川又克二(実業家)

相手が信頼するに足れば、自らも信頼に値するものにならねばならぬとする努力。これが相互信頼の真髄である

川又 克二(かわまた かつじ、1905年(明治38年)3月1日 – 1986年(昭和61年)3月29日)は日本の実業家。日産自動車中興の祖と呼ばれた社長、会長。

社内の厳しい労働運動に対処するために自動車総連会長の塩路一郎との間で癒着とも称される密接な関係を形成する等の禍根を残したとの批判もある。中興の祖か、破綻の元凶か、評価は分かれる。
労組が弱くなると経営は危ない判断をする。メディアがいい仕事をしないと権力は堕落する。野党が分裂していると与党は奢る。どのような分野、組織、仕事でも「天敵」は必要だ。

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3月28日 色川武大(小説家、エッセイスト、雀士)

9勝6敗を狙え

色川 武大(いろかわ たけひろ、1929年3月28日 – 1989年4月10日)は、日本の小説家、エッセイスト、雀士。阿佐田哲也という名前では麻雀小説作家として知られる。

8勝7敗では寂しい、10勝を狙うと無理がでるから、「9勝6敗を狙え」がギャンブル人生から得た人生哲学であった。幸運が続くと危ないから不運を消化しておくとも語っている。二つの顔を持っていたこの人のギャンブラー哲学は聞く価値がある。

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3月28日 内村鑑三(キリスト教思想家・文学者・伝道者・聖書学者)

何人にも遺すことのできる本当の最大遺物は何であるか、それは勇ましい高尚なる生涯である

内村 鑑三(うちむら かんぞう、万延2年2月13日(1861年3月23日)- 昭和5年(1930年)3月28日)は、日本のキリスト教思想家・文学者・伝道者・聖書学者。福音主義信仰と時事社会批判に基づく日本独自のいわゆる無教会主義を唱えた。「代表的日本人」の著者でもある。

人は生涯において何を遺すべきか。内村は言う。金か、事業か、思想か、さもなくば勇ましい高尚なる人生を遺せ。この言葉は今も尚生き方の指針であり続けている。

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3月27日 高峰秀子(女優、歌手、エッセイスト)

現場で働く人間にとって、何より嬉しいのは、同じ現場の人間に慕われること

高峰 秀子(たかみね ひでこ、1924年3月27日 – 2010年12月28日)は、日本の女優、歌手、エッセイスト。

高峰秀子は『二十四の瞳』『喜びも悲しみも幾歳月』『名もなく貧しく美しく』などの映画の主演女優として活躍したのだが、人を見る目、本質をつかむ力がそれを支えていたのだろう。冒頭の「現場」の真実を言い当てる言葉には、高峰秀子の知性と人間性が垣間みれる。現場に問題があり、現場に仲間があり、そして現場に答えがあるのだ。

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3月27日 大塩平八郎(儒学者)

四海困窮せば天禄永く絶えん、小人に国家を治めしめば災害並び到る

大塩 平八郎(おおしお へいはちろう、寛政5年1月22日(1793年3月4日)- 天保8年3月27日(1837年5月1日))は、江戸時代後期の儒学者、大坂町奉行組与力。大塩平八郎の乱を起こした。

現代の「実学」は、陽明学の系譜にあるのではないか。学んで知識を得ることは始まりであって、それを社会の問題解決に生かしてさらに深めていき、次の高みに立って新たな知識を求めていく。そういうダイナミックなサイクルが、現代の陽明学たる「実学」であろう。

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