6月30日 アーネスト・サトウ(外交官、初代駐日大使)

当時の私たちは一語も英語を知らぬその国の人間を相手にして勉強したのだ。文章の意味を知る方法は、小説家のポーの『黄金虫』の中の暗号文の判読について述べているのと、ほとんど同様のものであった

サー・アーネスト・メイソン・サトウ(英語: Sir Ernest Mason Satow、枢密顧問官、GCMG、1843年6月30日 – 1929年8月26日)は、イギリスの外交官。イギリス公使館の通訳、駐日公使、駐清公使を務め、初代駐日大使となった。イギリスにおける日本学の基礎を築いた。日本名は佐藤 愛之助(または薩道愛之助)。

ポーが『黄金虫』の中で述べているのは換字式暗号(かえじしきあんごう)である。平文を、1文字または数文字単位で別の文字や記号等に変換することで暗号文を作成する暗号である。ともかくも暗号のような日本語を一から学ぶ困難の中、それを駆使して、明治という時代の一翼を担ったアーネスト・サトウの行動力と観察眼には教えられることが多い。

【お知らせ】
ビジネスパーソンのための音声講座『ビジネスに活かす偉人の名言』はこちらから!
https://meigen.koelab.net/

【久恒啓一】
図解WebプログFacebooknoteメルマガ

6月30日 小倉昌男(実業家)

論理的な思考とは、物事をシンプルに考えることにほかならない。シンプルな論理思考を心がけることだ。物事をできるだけ単純に考えることが、真の目的に到達する近道なのである

小倉 昌男(おぐら まさお、1924年12月13日 – 2005年6月30日)は、昭和・平成時代の日本の実業家、ヤマト福祉財団理事長。東京都出身。ヤマト運輸の「クロネコヤマトの宅急便」の生みの親である。2005年6月30日没。85才。

ビジネスで成功をおさめた小倉昌男は、「何でだろう」から、仕事は始まるとも言っている。現状に疑問を持って、解決策を考える。お客様の視点から、シンプルに、単純に、考えていく。それが実は論理的に考えることなのだ。シンプルなビジネスモデルこそ、成功への王道なのだ。

【お知らせ】
この番組のもとになった書籍『偉人の命日366名言集―人生が豊かになる一日一言』をポッドキャストリスナーへ特別価格で販売いたします。
久恒啓一オンライン書店』(https://hisatune.official.ec/items/9322532)にアクセスして、クーポンコード入力欄に『MEIGEN』と入力いただくと500円引きでご購入いただけます。

【久恒啓一】
図解WebプログFacebooknoteメルマガ

■Produced by KOELAB

6月29日 伊沢修二(教育者、文部官僚)

万難千苦を嘗め尽くし、業若し成らずんば、異郷に客死するもうらむべきにあらず

伊沢 修二(いさわ しゅうじ、旧字体:伊澤、嘉永4年6月29日(1851年7月27日)ー 大正6年(1917年)5月3日)は明治時代の日本の教育者、文部官僚。近代日本の音楽教育、吃音矯正の第一人者。

信州高遠藩の下級武士の家に生まれた伊沢は出郷にあたって「万難千苦を嘗め尽くし、業若し成らずんば、異郷に客死するもうらむべきにあらず」と志を父に向かって述べている。そしてその志のとおりの軌跡を歩んだ。一人の人が生涯においてなし得る限界に挑戦したともいえる。まさに万難千苦をなめ尽くした。その志や見事だ。

【お知らせ】
ビジネスパーソンのための音声講座『ビジネスに活かす偉人の名言』はこちらから!
https://meigen.koelab.net/

【久恒啓一】
図解WebプログFacebooknoteメルマガ

6月29日 内田魯庵(評論家、翻訳家、小説家)

日本の政治家という奴は、政治で飯を食おうというのじゃから、良心の切り売りをするのが公然の商売となりおる

内田 魯庵(うちだ ろあん、1868年4月27日(慶応4年4月5日) – 1929年(昭和4年)6月29日)は、明治期の評論家、翻訳家、小説家、エッセイスト。丸善の書籍部門顧問なども務めた。ドストエフスキーやトルストイの翻訳も行った。明治時代の文豪たちの人物評伝が今なお高い評価を受けている。6月29日、死去。享年62才。

政治で飯を食おうという政治屋は昔からいたことがわかるが、そもそも政治で飯を食えるというシステムがおかしいのではないか。やはり政治に金をかけすぎである。

【お知らせ】
この番組のもとになった書籍『偉人の命日366名言集―人生が豊かになる一日一言』をポッドキャストリスナーへ特別価格で販売いたします。
久恒啓一オンライン書店』(https://hisatune.official.ec/items/9322532)にアクセスして、クーポンコード入力欄に『MEIGEN』と入力いただくと500円引きでご購入いただけます。

【久恒啓一】
図解WebプログFacebooknoteメルマガ

■Produced by KOELAB

6月28日 細井平洲(儒学者)

勇なるかな、勇なるかな、勇にあらずして何をもっておこなわんや

細井 平洲(ほそい へいしゅう、享保13年6月28日(1728年8月3日) – 享和元年6月29日(1801年8月8日))は、江戸時代の儒学者。

平洲記念館の名誉館長は作家の童門冬二(1927年生)だったので驚いた。ビデオで童門は「平洲は鷹山にあなたは山の上の一本松だ。風当たりが強い。しかしあなたは幹である。幹がひっくり返ると枝もだめになると『勇』を説いた」と語っていた。改革にあたるリーダーに必要なのは風を受けて一人で立つ勇気である。

【お知らせ】
ビジネスパーソンのための音声講座『ビジネスに活かす偉人の名言』はこちらから!
https://meigen.koelab.net/

【久恒啓一】
図解WebプログFacebooknoteメルマガ

6月28日 市井三郎(哲学者)

苦痛の減少のためにみずから創造的苦痛を負う覚悟の人間の出現と存在が不可欠である

市井 三郎(いちい さぶろう、1922年(大正11年)6月18日 – 1989年(平成元年)6月28日)は、日本の哲学者。

創造的苦痛を引き受ける覚悟とは、志のことであろう。本人の責任でないことで差別を受けるなどの社会にある不条理を少しずつ少なくしていく、それが社会の進歩であり、幸福な状態へ近づくことだ。そのためには、人の苦痛を減らすために創造的苦痛を負う覚悟の人間が要る。志のある人とはそういう人である。

【お知らせ】
この番組のもとになった書籍『偉人の命日366名言集―人生が豊かになる一日一言』をポッドキャストリスナーへ特別価格で販売いたします。
久恒啓一オンライン書店』(https://hisatune.official.ec/items/9322532)にアクセスして、クーポンコード入力欄に『MEIGEN』と入力いただくと500円引きでご購入いただけます。

【久恒啓一】
図解WebプログFacebooknoteメルマガ

■Produced by KOELAB

6月27日 小泉八雲(新聞記者 、紀行文作家、随筆家、小説家)

外国人の旅行者にとっては、古いものだけが新しいのであって、それだけがその人の心を、ひきつけるのである

小泉 八雲(こいずみ やくも、1850年6月27日 – 1904年(明治37年)9月26日)は、ギリシャ生まれの新聞記者(探訪作家) 、紀行文作家、随筆家、小説家、日本研究家、日本民俗学者。ラフカディオ・ハーン という名でも知られる。

文明は常に新しいものをつくる。それが近代以降はすぐに世界共通のインフラとなる。その国の文化は古いものの中にしかない。だから旅行者の目には、古いものだけが新しいと感じるのだ。古いものは新しい。

【お知らせ】
ビジネスパーソンのための音声講座『ビジネスに活かす偉人の名言』はこちらから!
https://meigen.koelab.net/

【久恒啓一】
図解WebプログFacebooknoteメルマガ

6月27日 久留島武彦(児童文学者)

継続は力なり。継続は勢力なり

久留島 武彦(くるしま たけひこ、1874年6月19日 – 1960年6月27日)は、大分県玖珠郡森町(現・玖珠町)出身の児童文学者。

「こども」というテーマを長い年月追いかけた結果、そのテーマは童話、教育、ボーイスカウトへと広がっていった。そして一つの勢力を築きあげるまでになった。継続は勢力なりだ。

【お知らせ】
この番組のもとになった書籍『偉人の命日366名言集―人生が豊かになる一日一言』をポッドキャストリスナーへ特別価格で販売いたします。
久恒啓一オンライン書店』(https://hisatune.official.ec/items/9322532)にアクセスして、クーポンコード入力欄に『MEIGEN』と入力いただくと500円引きでご購入いただけます。

【久恒啓一】
図解WebプログFacebooknoteメルマガ

■Produced by KOELAB

6月26日 柴生田稔(歌人、国文学者)

社会意識や政治意識が目に立たなくとも、地味で手堅い『自然観照と身辺詠』の中にも、時代の影はおのづから映るのである

柴生田 稔(しぼうた みのる、1904年6月26日 – 1991年8月20日)は、日本の歌人、国文学者。

冒頭の「自然観照と身辺詠」という言葉は、「吾々に今一番大事な問題は一草一花の中に造化の神秘などを感ずる事ではなく、吾々の今生きて居る四周、社会、政治の中にあり、作者自身とそれらのからみ合ひの場合にあるのだ」といった内部からアララギを批判した近藤芳美の批判にたいする反論である。政治、社会などをそのまま詠むのではなく、時代を生きている自分の身の回りの題材を大事にすることが結果的に時代を詠むことになるという論法である。「何をするかわからぬ男に任せゐる一国のことも職場のことも」(『星夜』)という歌の対象は誰だったか。

【お知らせ】
ビジネスパーソンのための音声講座『ビジネスに活かす偉人の名言』はこちらから!
https://meigen.koelab.net/

【久恒啓一】
図解WebプログFacebooknoteメルマガ

6月26日 山田方谷(儒家・陽明学者)

友に求めて足らざれば天下に求む。天下に求めて足らざれば古人に求めよ

山田 方谷(やまだ ほうこく、文化2年2月21日(1805年3月21日) – 明治10年(1877年)6月26日)は、幕末期の儒家・陽明学者。名は球、通称は安五郎。方谷は号。備中聖人と称された。

学ぶべき師や切磋琢磨する友は、身の回り、次に現在世界、そして歴史の偉人と広げていこう。

【お知らせ】
この番組のもとになった書籍『偉人の命日366名言集―人生が豊かになる一日一言』をポッドキャストリスナーへ特別価格で販売いたします。
久恒啓一オンライン書店』(https://hisatune.official.ec/items/9322532)にアクセスして、クーポンコード入力欄に『MEIGEN』と入力いただくと500円引きでご購入いただけます。

【久恒啓一】
図解WebプログFacebooknoteメルマガ

■Produced by KOELAB