12月1日 中村天風(思想家、実業家)

どういう風に毎日、一日の人生を生きることが、一番我意を得たものになるかという、その考え方が、人生観なんです

中村 天風(なかむら てんぷう、1876年7月30日 – 1968年12月1日)は日本の思想家、実業家。日本初のヨガ行者で、天風会を創始し心身統一法を広めた。「天風」という号は天風が最も得意とした随変流抜刀術の「天風」(あまつかぜ)という型からとられたものだ。

人生観というと大げさになってしまう。1年365日として100年生きたとしても3万6千5百日余。この有限の生涯の貴重な今日一日をいかに過ごすべきか。こういう問いを発し、その答えを実践していくことが大事だと天風は教えてくれる。波瀾万丈の人生を生きたこの人の言葉は心に沁みるものがある。

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11月30日 水木しげる(漫画家)

好きな道で六十年以上も奮闘して、ついに食いきった

水木 しげる(1922年3月8日 – 2015年11月30日)は、日本の漫画家。文化功労者、傷痍軍人。代表作の「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」「悪魔くん」などを発表し、妖怪漫画の第一人者となる。

水木しげるは好きな漫画の道で一生を食い切ったと述懐している。漫画家になろうとしたとき、すでに同世代の手塚治虫は大スターだった。水木はひそかに手塚をライバルとして妖怪漫画を描き続ける。資料を買い込み、想像力を働かせ、自転車操業を続けた。そして難しいこの道で食い切った。漫画を描くことはまぎれもなく総合力の必要な知的生産であり、参考にすべきことが多い。

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11月29日 王陽明(儒学者、思想家、高級官僚、武将)

山中の賊を破るは易し。心中の賊を破るは難し

王 陽明(おう ようめい、 成化8年9月30日(1472年10月31日) – 嘉靖7年11月29日(1529年1月9日)は、中国の明代の儒学者、思想家、高級官僚、武将。

形のある、目で見える敵を倒すことは難しくはない。しかし、心の中に生ずる暗雲を払い去ることはなかなか難しいことだ。そう王陽明は冒頭の言葉で語っている。名将であったあった王陽明の言葉だけに重いものがある。心中の敵を破るにはどうしたらよいのか。仕事に即して、事上錬磨し、工夫を重ね、良知を発揮する。知行合一が歩むべき道であろう。

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11月28日 白洲次郎(終戦連絡中央事務局次長、経済安定本部次長、貿易庁長官)

人間は地位が上がれば上がるほど、役得を捨て役損を考えろ

白洲 次郎(しらす じろう、1902年2月17日 – 1985年11月28日)は、終戦連絡中央事務局次長、経済安定本部次長、貿易庁長官、東北電力会長などを歴任した。

「マッカーサーを叱った男」として有名な白洲次郎は、冒頭の「役得と役損」を語っている。役職があがると役得があると勘違いしている人が多い。実は逆なのだ。自分を捨てて人に譲ることが多くなるのだ。それを次郎は役損と表現した。そうなのだ、地位が上がると役損を考えるべきである。

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11月27日 昇地三郎(教育者、教育学者)

オシャレをしなくなった日から老いが始まる

曻地 三郎(しょうち さぶろう、1906年(明治39年)8月16日 – 2013年11月27日、旧姓:山本三郎)は、日本の教育者、教育学者。教育学・心理学・精神医学が専門。私財を投じて日本初の知的障害児通園施設しいのみ学園を設立、運営した。享年107。

しいのみ学園の昇地三郎は奇抜な格好をしていたが、それは意識したアンチエイジングだったのか。十大習慣健康法、十大教育原理など、この人の前向きの人生の言葉に耳を傾けたい。

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11月26日 小村寿太郎(外交官、政治家)

うその外交は骨がおれるし、いつかはばれるが、つねに誠をもって押し通せば、たいした知恵もつかわずに済む

小村 壽太郎(こむら じゅたろう、安政2年9月16日(1855年10月26日) – 1911年(明治44年)11月26日)は、日本の外交官、政治家。外務大臣、貴族院議員などを務めた。侯爵。新字体で小村寿太郎とも表記される。初代拓務次官の小村欣一は長男。

短躯(1メートル43センチ)、病弱、崩壊した家庭、父の負債からくる驚きべき貧乏、小藩の出身、などのあらゆるハンディを背負った小村は、外相として日本の危機を救った。小村寿太郎の外交の要諦は、「誠」であった。うそをつかず、誠心誠意でものごとにあたっていく。それを生涯貫いたこの人は偉い人であった。

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11月25日 三島由紀夫(小説家、劇作家、随筆家、評論家、政治活動家)

嫉妬こそ生きる力だ

三島 由紀夫(みしま ゆきお、本名:平岡 公威(ひらおか きみたけ)、1925年(大正14年)1月14日 – 1970年(昭和45年)11月25日)は、日本の小説家・劇作家・随筆家・評論家・政治活動家・皇国主義者。戦後の日本文学界を代表する作家の一人であると同時に、ノーベル文学賞候補になるなど、日本語の枠を超え、海外においても広く認められた作家である

三島の名言は逆説的で文学的なものが多いが、「嫉妬」に関するこの言葉には、力強さを感じる。羨望と嫉妬こそが、無限のエネルギーの源かも知れない。

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11月24日 西園寺公望(公家、政治家、教育者)

旦那寺食わしておいてさてと言い

西園寺 公望(さいおんじ きんもち、嘉永2年10月22日(1849年12月6日) – 昭和15年(1940年)11月24日)は、日本の公家、政治家、教育者。位階・勲等・爵位は従一位大勲位公爵。雅号は陶庵、不読、竹軒。

公債を募集することになったとき、実業家たちを総理官邸に招き宴会を開いた。最初の挨拶は「旦那寺食わしておいてさてと言い」から始めて感心させた。こういうユーモアは威力がある。

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11月23日 樋口一葉(小説家)

あの源氏物語は立派な作品ですが、私と同じ女性です。あの作品の後に、それに匹敵する作品が出てこないのは、書こうとする人が出てこないからです。今の時代には今の時代のことを書き写す力のある人が出て、今の時代のことを後世に伝えるべきであるのに

樋口 一葉(ひぐち いちよう、1872年5月2日(明治5年3月25日)- 1896年(明治29年)11月23日)は、日本の小説家。東京生まれ。本名は夏子、戸籍名は奈津。中島歌子に歌、古典を学び、半井桃水に小説を学ぶ。生活に苦しみながら、「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」といった秀作を発表。24歳6ヶ月で肺結核により死去。

一葉は「千年の後にまで残そうとする大切な名声」という大志を抱いており、それを短い生涯で実現したのである。

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11月22日 大宅壮一(ジャーナリスト、作家、評論家)

ライフワークを手がけるのが10年遅かった

大宅 壮一(おおや そういち、1900年(明治33年)9月13日 – 1970年(昭和45年)11月22日)とは、日本のジャーナリスト、ノンフィクション作家、評論家。妻は大宅壮一文庫の理事長を務めた大宅昌、三女はジャーナリストの大宅映子。

この大宅壮一にして「ライフワークを手がけるのが10年遅かった」と最後に語っている。突出した名著、満足できる書物を遺すことができなかったのか。高齢社会においては、「ライフワークをつくりましたか」、この問いが重要になる。

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