家とは単なるハウスではなくホームであるべきだ
清家 清(せいけ きよし、1918年12月13日 – 2005年4月8日)は、日本の建築家。
「漢字には、住まいを指すのに二つの文字がある。すなわち『宅』と『家』である。この場合、『宅』はハードウェアとしてのハウス、『家』はソフトウェアとしてのホームにあたる」。だから清家は路上生活者のことを、ホームレスというが、厳密にはハウスレスというべきであろうと言っている。「よい家とは、お金をかけるだけではなく、本当に末永く愛着をもって住めるかどうかがキメ手なのである。ひとつひとつの部屋や場所にいるとき、この部屋で育ってきた、私はここを使って生活してきたのだ、と実感できるもの、そういうものがかもしだす生活のにおいが、われわれにやすらぎを与えてくれるのである」。容れ物としてのハウスを手にすること、そしてそれ以上に安らぎを与えてくれるホームをつくることにも力を注がねば幸せには届かない。
【久恒啓一】
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