1月4日 鳥居民(歴史作家、評論家)

なぜ、『昭和二十年』書こうと考えたのか。多くの人々が命を奪われ、多くの人々が自らの命を断った年である。親は子に先立たれ、妻は夫を奪われ、子は親を失い、親と子が死んだ年である。そのような年は他にはない。その年はどういう年だったかを探ろうとした

鳥居 民(とりい たみ、男性、1929年(昭和4年) – 2013年(平成25年)1月4日)は、日本の歴史作家・評論家。

鳥居民は昭和20年の1月1日から7月2日までを書いた。1985年の56歳から、2012年の83歳までという長い時間をかけて「昭和二十年」を執念深く追い続けた。そして2013年1月4日に心筋梗塞で84歳で死去し、この大著はついに未完に終わった。鳥居の戦死ともいうべき人生を眺めると、ライフワークと寿命との関係を考えさせられる。

【久恒啓一】
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