1月23日 戸板康二(演劇・歌舞伎評論家、推理作家、随筆家)

道にはトレーニングがつきもの。道とつく限り、鍛錬を抜きにしては考えられません

戸板 康二(といた やすじ、1915年12月14日 – 1993年1月23日)は日本の演劇・歌舞伎評論家、推理作家、随筆家。直木賞作家。

自分の分野を歩く。それは必ず「道」になる。道には「鍛錬」が必要だ。一千日が鍛であり。一万日が錬であると武蔵が五輪書の中で語っている。鍛えるのに3年、練るのに30年かかる。戸板康二は77年の生涯の50年をかけて172冊の著書を刊行している。その分野は評論・評伝、エッセイ、小説、戯曲、句集、対談、テレビドラマの原作など、実に広い。文人だった。詳しかった歌舞伎、演劇に限らず、人物論にも鍛錬でつくられた道がみえる。

【久恒啓一】
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