漫談芸は格闘技である
牧 伸二(まき しんじ、本名:大井 守常〈おおい もりつね〉、1934年9月26日 – 2013年4月29日)は、日本のウクレレ漫談家。色モノ芸人の集まりである東京演芸協会の会長。
時事ネタを取り入れて漫談を行うには時代の流れに敏感でなければウケナイ。また政治や宗教の風刺、下ネタ、その土地土地に存在するタブーなどはやらない。自分の足で街を歩き、見て、聞いて、観じた「いま」をネタにしなければ、お客さんが笑うような面白いものは出来上がらない。これが牧伸二のポリシーだった。優れた芸人は「時代」を表現し、今を生きる人々の心に共感のさざ波を起こし、笑いをとる。牧伸は油断できない、隙を見せられない、真剣勝負の格闘技の世界を生き抜いた人だったのだ。
【久恒啓一】
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