5月31日 木村伊兵衛(写真家)

写真っていうのはねぇ。いい被写体が来たっ、て思ってからカメラ向けたらもう遅いんですよ。その場の空気に自分が溶け込めば、二、三秒前に来るのがわかるんですよ。その二、三秒のあいだに絞りと、シャッタースピード、距離なんかを合わせておくんです。それで撮るんですよ

木村 伊兵衛(きむら いへい、1901年12月12日 – 1974年5月31日)は、20世紀に活動した日本の写真家。戦前・戦後を通じて活動した日本を代表する著名な写真家の一人。報道・宣伝写真やストリートスナップ、ポートレート、舞台写真などさまざまなジャンルにおいて数多くの傑作を残している。特に同時代を生きた写真家、土門拳とはリアリズム写真において双璧をなす。

ライバルの土門は被写体との対決で火花が散るときがシャッターチャンスという。数秒先の近未来の被写体の瞬間の姿が見えて、その気配を感じて準備して写真を撮るというのが木村伊兵衛の流儀だ。そういう写真撮影の機微を篠山は「ハッと感じたら、グッと寄って、バチバチ撮れ!」と端的に言っているようにみえる。

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【久恒啓一】
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