3月12日 植村甲五郎(財界人、官僚)

何事も付け焼刃ではモノにはならない

植村 甲午郎(うえむら こうごろう、1894年(明治27年)3月12日 – 1978年(昭和53年)8月1日)は、昭和初期から後期(1920年代 – 1970年代)の財界人、官僚。札幌オリンピック組織委員会会長。第3代経済団体連合会(経団連)会長(1968年(昭和43年) – 1974年(昭和49年) )。

経歴をみると非の打ち所の無いように見えるが、そうでもなかった。慶應幼稚舎→普通部コースではなく、府立一中に入学。勉学に身が入らなかったが、中学四年次に将来展望に焦りを感じ、勉学に邁進。一高受験で失敗し一年間浪人した。一高入学試験の論作文に、山の手・お坊っちゃん育ちの薄弱な人生経験不足を痛感し、「何事も付け焼刃ではモノにはならない」との教訓を得て、その教訓を生かしたのである。 松本清張の小説「深層海流」のモデルは植村甲五郎である。

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3月12日 孫文(中国の政治家・革命家)

欧米の覇道ではなく、アジア諸国と協力し合う王道を歩め

孫 文(そん ぶん、1866年11月12日 – 1925年3月12日)は、中国の政治家・革命家。

日本人の生き方の特徴は真面目さにあるとする親日の孫文は「西方覇道か、東方王道か。西洋文化に感化力を及ぼす。我々は仁義道徳を中心とする文明に対して覚醒して彼等を感化する文化を必要とする運動である。」と日本に期待していた。西洋覇道と東洋王道は、日本がアジアとの関係を考えるときに、今なお示唆を与える言葉である。

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3月11日 徳川斉昭(大名、水戸藩藩主)

何事にても、我より先なる者あらば、聴くことを恥じず

徳川 斉昭(とくがわ なりあき、寛政12年3月11日(1800年4月4日) – 万延元年8月15日(1860年9月29日))は、江戸時代後期の大名(親藩)。常陸水戸藩の第9代藩主。江戸幕府第15代(最後)の将軍・徳川慶喜の実父である。

徳川光圀と共に、茨城県の常磐神社に祭神として祀られている斉昭は、進取の気象に富んでいた。茨城名産のコンニャクは斉昭の勧めで始められたものであるし、また農民を語る時には「お百姓」と呼んで大事にしていた。斉昭は新知識獲得のためには、プライドを捨てて教えを請うた。生涯に男女あわせて37人の子供を設けている精力的な斉昭の活動は豊富な知識量と強い信念に支えられていたから迫力があり、幕末に光芒を放ったのである。

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第9回 斉藤茂吉 (音声講座『ビジネスに活かす偉人の名言』)

音声講座 ビジネスに活かす偉人の名言

音声講座 受付中

「なにかを光らせるためには、光るまで磨くだけでいい」

『ビジネスに活かす偉人』第9回は歌人、精神科医 斉藤茂吉です。
ビジネスパーソンにとってとても勉強になる講座です。

詳細は下記のページを御覧ください。
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本編でお会いできるのを楽しみにしています。

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3月11日 上杉鷹山(大名)

為せばなる為さねばならぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

上杉 鷹山(うえすぎ ようざん) / 上杉 治憲(うえすぎ はるのり)(寛延4年7月20日(1751年9月9日)- 文政5年3月11日(1822年4月2日))は、江戸時代中期の大名で、出羽国米沢藩の第9代藩主。

武田信玄が「為せば成る、為さねば成らぬ。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ」という、よく似た歌を詠んでおり、上杉鷹山の言葉はこれを変えていったものといわれる。
上杉鷹山の「してみせて言って聞かせてさせてみる」を後の山本五十六元帥は「やってみせ、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば、人は動かず」と変えている。上杉鷹山は今日の行政改革にもたびたび登場するように、古今、そして東西にわたって多くの人に影響を与えている。
やればできる、やらないからできないのだ。やろうとしないから、やれないのだ。単純明快なメッセージだ。

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3月10日 原安三郎(実業家)

いつでも平常心を持って急迫の事態にも冷静に対応し、判断せよ

原 安三郎(はら やすさぶろう、1884年3月10日 – 1982年10月21日)は日本の実業家。日本化薬会長、東洋火災海上保険株式会社(現・セコム損害保険)初代会長、日本化学工業協会会長、政府税制調査会会長などを歴任し、日本財界の重鎮として活躍した。

いかなる場合でも平常心を維持し、常に冷静な判断ができる。それはよほど人物ができていないとむずかしい。人生に処す原理原則、座右の銘、プリンシプル、そういうもので自らを常に磨き上げていく、それが大人物への道であろう。

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3月10日 金子みすず(童謡詩人)

鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい

金子 みすゞ(かねこ みすず、1903年(明治36年)4月11日 – 1930年(昭和5年)3月10日)は、大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した日本の童謡詩人。

西条八十の「童話」に投稿し、八十から「ふっくらとした味わい」「もっとも貴いイマジネーションの飛躍がある」「子供の生活気分をみごとに表現する力」と激賞される。
金子みすずのはかない人生、その短い生涯で生み出した珠玉の詩。何度か涙が出そうになった。

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3月9日 梅原龍三郎(洋画家)

葬式の類は一切無用のこと。弔問、供物の類はすべて固辞すること。生者は死者のためにわずらわさるべきにあらず

梅原 龍三郎(うめはら りゅうざぶろう、1888年(明治21年)3月9日 – 1986年(昭和61年)1月16日)は、日本の洋画家。ヨーロッパで学んだ油彩画に、桃山美術・琳派・南画といった日本の伝統的な美術を自由奔放に取り入れ、絢爛な色彩と豪放なタッチが織り成す装飾的な世界を展開。昭和の一時代を通じて日本洋画界の重鎮として君臨した。

家族だけの葬儀ですますことを遺言した偉人はいるが、その理由まで記した人はみかけない。遺言における葬儀の指示には、その人の人生観があらわれる。

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3月9日 孔子(中国の思想家、哲学者)

其の以す所を視、其の由る所を観、其の安んずる所を察すれば、人焉んぞかくさんや

孔子(こうし、くじ、紀元前552年9月28日‐紀元前479年3月9日)は、春秋時代の中国の思想家、哲学者。儒家の始祖。

最重要である人事をおこなうにあたって、人物をいかにみるか。孔子はこの名言を発している。行動を視よ、動機を観よ、そして行動に安んじているかを察せ。視るよりは観る、観るよりは察としだいに深く見ることで、真実を鑑定できる。その上で、乏しい人材の中から適材を選び、その人の力量にふさわしい高すぎない適所に置く。現在求められている業績を達成しつつ、仕事の中で未来に向けて人材の育成を怠らない。それが人事の要諦であろう。

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3月8日 水上勉(小説家)

西方浄土などはなくて、永遠にここは地獄である。それなら、地獄の泥を吸って滋養となし、私は長生きしたい

水上 勉(みずかみ つとむ、みなかみ つとむ、1919年(大正8年)3月8日 – 2004年(平成16年)9月8日)は、日本の小説家。

水上勉がたどり着いたのは、冒頭の地獄論の心境である。生きることと死ぬことを対立的に考えず、今、ここにあることが生命の全体だとも語っている。壮絶な人生を生きたこの苦労人は、「ただひたすら生きよ」と教えてくれる。

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