自分の器量に過不足のない物選び、それができれば一人前
三國 連太郎(みくに れんたろう、1923年(大正12年)1月20日 – 2013年(平成25年)4月14日)は、日本の俳優。
世田谷・砧にある自宅の2階の書斎は10畳ほどの空間とそれに続くテラスがあった。そこには自身の眼で確かめた眼鏡、鞄、万年筆などの愛用品が並んでいた。自分の器量にふさわしい物選びをしていたのである。この趣味人が生前に大人のための上質な素材と細部までこだわった作りで定評のある「パパス」のモデルになったのを覚えている。それは優れた人選だったのだ。
【久恒啓一】
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