国家の衰亡につながる一番厄介な要因は、自分で自分の事を決めることができなくなったときだ
アーノルド・トインビー(1889年4月14日—1975年10月22日)は、イギリスの歴史学者。主著は『歴史の研究』全25巻、『試練に立つ文明』。
やはり、偉大な歴史学者トインビーの文明、国家、社会に関する叡智にあふれた洞察は響く。挫折の原因は外部環境ではない。内部の不和と分裂なのだ。「自分で自分の事を決めることができない」ときに、人間集団で構成される組織は衰亡する。その極点が国家であり、そして国家群が織りなす文明である。
【久恒啓一】
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