9月17日 塚本幸一(実業家)

リーダーというものは、下に対して俺を信頼しろというのではなく、まず自らが下を信頼すること。すべてはそこからはじまります

塚本 幸一(つかもと こういち、1920年9月17日 – 1998年6月10日)は日本の実業家。ワコール創業者。

この塚本幸一が住んだ京都の自宅にお邪魔したことがある。息子の能交さんが参加している会のイベントで訪ねたのだ。よく考えられた建物と庭の美意識に感動したことを思い出す。部下を信頼することから始めよ、という塚本幸一のリーダー論は腑に落ちる。「上、下をみること3年、下、上をみること3日」というリーダーを戒める恐るべき言葉を思い出した。

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9月16日 ケンペル(医師、博物学者)

日本人ほど丁重に礼儀正しく振舞う国明は世界中どこにも無い。世界中のいかなる国民でも、礼儀という点で、日本人に勝るものはない。彼らの行状は百姓から大名に至るまで大変礼儀正しいので、我々は国全体を礼儀作法を教える高等学校と呼んでもよかろう

エンゲルベルト・ケンペル(Engelbert Kaempfer, 現代ドイツ語読みではエンゲルベアト・ケンプファー、1651年9月16日 – 1716年11月2日)は、ドイツ北部レムゴー出身の医師、博物学者。ヨーロッパにおいて日本を初めて体系的に記述した『日本誌』の原著者として知られる。

江戸時代の日本人の礼儀正しさは世界一であっただろう。その後、江戸から明治にかけて多くの外国人が日本国内を旅行し、同じ感想を述べている。渡辺京二『逝きし世の面影』は、江戸時代から明治中期までの期間に確かにあった美しい一つの文明の姿を、日本を訪れた外国人の観察を紹介した名著だが、ケンペルはそういう人々の先駈けであった。元箱根にはケンペルの碑がある。

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9月15日 石田梅岩(思想家、倫理学者)

自ら徳に至る道を実行せず、ただ文字の瑣末にのみ拘泥しているのは、『文字芸者』という者なり

石田 梅岩(いしだ ばいがん、貞享2年9月15日(1685年10月12日) – 延享元年9月24日(1744年10月29日))は江戸時代の思想家、倫理学者。石門心学の開祖。

弟子には18歳で入門し石門心学の普及に功績をあげた手島堵庵がいる。また明治以降では講談社を創業した雑誌王・野間清治がいる。野間はビジネスにおける倫理の大切さを主張し、絵画を収集し野間記念館で展覧する礎を築くなど、実業以外にも社会貢献にも熱心だった。現在でも、岡山の心学敬明舎などで、梅岩の思想の研究が盛んに行われている。在野の学者にすぎないと梅岩を批判する者も多かったが、「文字がなかった昔に、忠孝はなく、聖人はいなかったとでもいうのか。聖人の学問は行いを本とし、文字は枝葉なることを知るべし」といい、その後に、冒頭の学者に対する痛烈な批判を行っている。
本(もと)は行いで、文字は枝葉である。文字芸者になるな、この梅岩の言葉を心に刻みたい。

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9月14日 赤塚不二夫(漫画家)

自分が最低だと思っていればいいのよ。一番劣ると思っていればいいの。そしたらね、みんなの言ってることがちゃんと頭に入ってくる。自分が偉いと思っていると、他人は何も言ってくれない。そしたらダメなんだよ。てめぇが一番バカになればいいの

赤塚 不二夫(あかつか ふじお、本名:赤塚 藤雄、1935年(昭和10年)9月14日 – 2008年(平成20年)8月2日)は、日本の漫画家。

赤塚不二夫は、若い頃から晩年まで、自分を最下層に置いて人から教えを請い、接するあらゆる人から学び続けようという姿勢を貫いている。有名になっても謙虚な人柄は変わらなかった。こうした社会、時代、読者、と一緒に生きていこうとする表現者としての仕事への取り組みの結果生まれる作品群が、共感を呼んだのは当然かも知れない。

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9月13日 杉田玄白(蘭学医)

一に泰平に生まれたること。二に都下に長じたること。三に貴賤に交わりたること。四に長寿を保ちたること。五に有禄を食んだること。六にいまだ貧を全くせざること。七に四海に名たること。八に子孫の多きこと。九に老いてますます壮なること

杉田 玄白(すぎた げんぱく、享保18年9月13日(1733年10月20日) – 文化14年4月17日(1817年6月1日))は、江戸時代の蘭学医。若狭国小浜藩医。

冒頭に掲げた「九幸」が玄白の人生観だった。太平の世、天下の中心で成長、広い交友、長寿、安定した俸禄、貧しくない、名を知られた、子や孫が多い、壮健。それらをすべて得た玄白は晩年には自ら九幸翁と号していた大胆さには驚いたが、しかしこの幸福論は参考になる。

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9月12日 豊田英二(実業家)

モノの値段はお客様が決める。利益はコストの削減で決まる。コストダウンは、モノづくりの根本のところから追求することによって決まる

豊田 英二(とよだ えいじ、1913年9月12日 – 2013年9月17日)は、日本の実業家。正三位。勲等は勲一等旭日大綬章。豊田佐吉の甥。100歳で没。

モノの値段は顧客が決め、それに見合うコストの削減努力が利益を生む。コスト削減はものづくりの根本から考えなおすことで実現する。トヨタ式生産方式そのものを表現した思想であるが、私は豊田英二の人としての歩みに興味を覚える。豊田織機製作所を創業した叔父である豊田佐吉の長男・喜一郎の薫陶を受けて迷いなく自動車産業の確立に一生を捧げ、「カローラでモータリゼーションを起こそうと思い実際に起こしたと思っている」と述懐するように成功に導き、そして自動車事業に先鞭をつけた創業家の喜一郎の長男・章一郎に社長を譲るという出処進退は見事である。この人の100年人生は壮麗な大伽藍を思わせる。

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9月11日 神吉拓郎(小説家、俳人、随筆家)

怒れば怒るほど、それが自分に向かってはね返って来て、無数の破片のように自分を傷つける

神吉 拓郎(かんき たくろう、1928年(昭和3年)9月11日 – 1994年(平成6年)6月28日)は、日本の小説家、俳人、随筆家。『私生活』で直木賞受賞。

さて、「怒り」である。神吉卓郎の冒頭の言葉を読むと、懐かしい優しい顔が浮かんでくる。その顔は、このような理解の上に成り立っていたことが、わかった。『友あり駄句あり三十年』も読んで、もう一度会い直したい。

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9月10日 木村政彦(プロレスラー)

人の二倍努力する者は必ずどこかにいる。三倍努力すれば少しは安心できるというもんだ

木村 政彦(きむら まさひこ、1917年(大正6年)9月10日 – 1993年(平成5年)4月18日)は、日本の柔道家。プロレスラー。段位は講道館柔道七段。

元々他の選手達の2倍の6-7時間を練習していたが、「3倍」の努力をしようと考え、拓殖大学時代の練習量は10時間を超えた。乱取り100本、バーベルウェイトトレーニング、巻き藁突きを左右千回ずつ。夜は大木に帯を巻いて一日1000回の打ち込み。また「寝ている間は練習ができない」と睡眠を3時間に減らし、しかも睡眠中にもイメージトレーニングをしていた。まさに鬼であった。殺人的練習量と勝敗に賭ける決死の覚悟が不世出の柔道家をつくった。「人の3倍の努力」とは、どのような分野でも難しいが、木村政彦はそれを文字通り実行したのである。

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9月9日 小室直樹(社会学者、評論家)

学問とは驚く能力です。はじめに楽しむことを覚えるべきです

小室 直樹(こむろ なおき、1932年9月9日 – 2010年9月4日)は、日本の社会学者、評論家。

教育や学問への洞察もいい。たとえば、「自分よりずっと悪い状況下でも、そんなことを気にも止めないで、平然として最善を尽くした人、その例が頭に浮かんだ人は助かる。どんな精神療法よりも効果がある。教育の目的は、そのような人の例を教えることではないか」なども納得感がある。有名無名に関わらず立派な人物を紹介することは教育の重要な役目である。

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9月8日 木下尚江(社会運動家、作家)

人は実に事業の糸によってのみ、自己を世界に織り込むことが出来る

木下 尚江(きのした なおえ、明治2年9月8日(1869年10月12日)- 昭和12年(1937年)11月5日)は、日本の社会運動家、作家。

ジャーナリスト木下尚江は、生涯一貫して社会改革を唱えた熱血漢だった。何かの事業で何かの役割を果すことは、その事業の中に自分を織り込むことだ。その事業を糸として世界に織り込むことができたなら、自己を世界に織り込んだことになる。自らが関与する事業に、広く、深く、自己を上手に織り込むことができたなら、永遠の命を授かったことになるということだという木下尚江の主張には共鳴する。

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