5月12日 青木昆陽(幕臣御家人、書物奉行、儒学者、蘭学者)

金銀、平日は至宝なれども、、饑寒(飢饉や酷寒)の用をなさざれば、金銀を集むるは何の為にや

青木 昆陽(あおき こんよう、元禄11年5月12日(1698年6月19日) – 明和6年10月12日(1769年11月9日))は、江戸時代中期の、幕臣御家人、書物奉行、儒学者、蘭学者。

琉球、長崎を経て伝わった甘藷(さつまいも)を今の幕張と九十九里で試作している。九十九里の碑や幕張の昆陽神社、そして墓のある目黒不動墓地での甘藷まつりが今なお続いていることなど、この人は多くの人から尊敬されている。平時の金銀財宝ではなく、非常時の至宝をつくったのだ。甘藷先生という尊称は、人爵ではなく、人々が与えた天爵だろう。それが尊い。

【久恒啓一】
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