5月15日 井上光晴(小説家)

四月長崎花の町。八月長崎灰の町。十月カラスが死にまする。正月障子が破れ果て、三月淋しい母の墓

井上 光晴(いのうえ みつはる、1926年(大正15年)5月15日 – 1992年(平成4年)5月30日)は日本の小説家。

冒頭の詩は井上光晴の名著『地の群れ』の中の歌であるが、井上光晴自身が創作した手鞠歌であるという。この手鞠歌は短いからこそ原爆の悲惨さを語りかけてくる迫力がある。

【久恒啓一】
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