8月15日 阿南惟幾(陸軍軍人)

戦争は味方が苦しい時は敵も苦しい。もはや退却という時に、突然敵が撤退するのは、戦場では珍しくない事例である。なによりも、戦意を失わぬことが肝要である

阿南 惟幾(あなみ これちか、1887年(明治20年)2月21日 – 1945年(昭和20年)8月15日)は、日本の陸軍軍人。陸軍大将正三位勲一等功三級。1945年(昭和20年)4月に鈴木貫太郎内閣の陸軍大臣に就任した。太平洋戦争(大東亜戦争)末期に降伏への賛否を巡り混乱する政府において戦争継続を主張したが、聖断によるポツダム宣言受諾が決定され、8月15日に自害。「終戦の詔勅」が発せられた日、自決したのは、海軍では宇垣中将、陸軍では阿南大将。

この言葉は、軍事作戦の要諦である。将官の性格が軍事作戦の勝敗を決することがよくある。阿南大将の最後の振る舞いは、いろいろな解釈があるようだが、戦争の終わり方と関与した自分の終わり方という意味から考えさせるものがある。何事も始めるのはやさしいが、終わり方は実に難しい。

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