8月21日 遠山啓(数学者)

偏るのがなぜ悪いのでしょう。過去において『何か』をやった人はたいてい何かひとつの事で優れて偏った人です

遠山 啓(とおやま ひらく、1909年8月21日 – 1979年9月11日)は、熊本県下益城郡(現・宇城市)出身の日本の数学者。数学教育の分野でよく知られる。

遠山啓は、『無限と連続』『数学入門』などの名著を世に送っただけでなく、狭い意味での数学者を超えた行動する数学者であった。この名前は私の世代には馴染みが深い。晩年には堅苦しい「数学」イメージを解き放つために、「数楽」と書き換えることでその楽しさを強調しようとしたこともある。この数学という思想を究めた知的巨人は、若者たちに「偏れ」と語る。平均的な人間には突破力は備わっていない。ある分野に突出した人間によって次の時代が開く。

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【久恒啓一】
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