5月13日 田山花袋(小説家)

書物よりも、生きた人間から受けた影響の方が、ずっと大きい

田山 花袋(たやま かたい、1872年1月22日(明治4年12月13日) – 1930年(昭和5年)5月13日)は、日本の小説家。

花袋の言うように、出会った人による影響が人の生涯を決める。

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5月12日 青木昆陽(幕臣御家人、書物奉行、儒学者、蘭学者)

金銀、平日は至宝なれども、、饑寒(飢饉や酷寒)の用をなさざれば、金銀を集むるは何の為にや

青木 昆陽(あおき こんよう、元禄11年5月12日(1698年6月19日) – 明和6年10月12日(1769年11月9日))は、江戸時代中期の、幕臣御家人、書物奉行、儒学者、蘭学者。

琉球、長崎を経て伝わった甘藷(さつまいも)を今の幕張と九十九里で試作している。九十九里の碑や幕張の昆陽神社、そして墓のある目黒不動墓地での甘藷まつりが今なお続いていることなど、この人は多くの人から尊敬されている。平時の金銀財宝ではなく、非常時の至宝をつくったのだ。甘藷先生という尊称は、人爵ではなく、人々が与えた天爵だろう。それが尊い。

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5月12日 澤田美喜(社会事業家)

どんな子どもでも、人間として生を受けた以上、立派に育っていかなければなりません

沢田 美喜(さわだ みき、1901年9月19日- 1980年5月12日)は、日本の社会事業家。

澤田美喜が救った孤児達は、敵国の兵士と日本女性との混血児といういくつもの不幸を背負った子供たちだった。差別、圧迫、羨望、偏見、憎悪などと戦う、想像を絶する困難な日々であった。その原動力は、この言葉にあるように、まっとうな人道主義であった。美喜はこの天命に命を捧げ、2000人という気の遠くなるような大勢の混血孤児の母となった。尊い人生である。

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5月11日 川喜田二郎(地理学者、文化人類学者)

創造的行為の三カ条。自発性、モデルのなさ。切実性

川喜田 二郎(かわきた じろう、1920年(大正9年)5月11日 – 2009年(平成21年)7月8日)は、日本の地理学者、文化人類学者。

生涯を通じて「創造」を考え抜いた実践者である川喜田二郎は、自発性・モデルのなさ・切実性を挙げている。自分自身の内からでてくるやむにやまれぬ強い動機から、今まで誰もなし得なかったことに、自ら突っ込んで行く。それが創造への道だ。その過程で自己変革が起こる。そして共同で達成した後には、関わった人々には強い連帯感が生まれる。こういたプロセスが人を育てることなのだ。リーダーたる人はそれを意識したい。

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5月11日 萩原朔太郎(詩人)

幸福人とは、過去の自分の生涯から満足だけを記憶している人々であり、不幸人とは、それの反対を記憶している人々である

萩原 朔太郎(はぎわら さくたろう、1886年(明治19年)11月1日 – 1942年(昭和17年)5月11日)は、大正-昭和時代前期の詩人。父は医師。大正2年北原白秋主宰の「朱欒(ザンボア)」に詩を発表し、同誌を通じて室生犀星(むろう-さいせい)と生涯の親交をむすぶ。第1詩集「月に吠える」、第2詩集「青猫」で口語自由詩を完成させた。昭和17年5月11日死去。57歳。群馬県出身。前橋中学卒。作品はほかに詩集「純情小曲集」、アフォリズム集「新しき欲情」など。

幸福か不幸かは、客観的に推し量れるものではない。性格というか、心の持ち方というか、そういう主観に大きく左右される。つまり下から登っていって来し方を眺めその高さに満足するか、なかなか行き着かない頂上との距離に不満を抱え嘆息するかという態度にかかっている。

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5月10日 桑原武夫(フランス文学、文化研究者、評論家)

汚い金をきれいに使うのが文化ちゅうもんや

桑原 武夫(くわばら たけお、1904年(明治37年)5月10日 – 1988年(昭和63年)4月10日)は、日本のフランス文学・文化研究者、評論家。文化勲章受章。人文科学における共同研究の先駆的指導者。

金を集めるのは難しい。しかし金を使うのはさらに難しい。優れた事業家が絵画などの芸術品を集めてコレクションを楽しむのは、贅沢でもあるが、金の使い方という意味では素晴らしい。そういうコレクションが美術館に結実している。文化人は経営者に金を使わせることができれば、大いに貢献できる。そのときの殺し文句がこれだ。

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5月10日 二葉亭四迷(小説家、翻訳家)

くたばって仕舞え

二葉亭 四迷(ふたばてい しめい、1864年4月4日(元治元年2月28日) – 1909年(明治42年)5月10日)は、日本の小説家、翻訳家

志士と文士の谷間をさ迷った二葉亭は45年の未完の人生を送り、志を得ないまま「くたばって」しまった。小説を書くのは苦痛だった。しかし、世間は文士として見たし、死後も文士として記憶した。

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5月9日 金子鷗亭(書家)

芸術には進化はないんです。芸術は変化があるのみです

金子 鷗亭(かねこ おうてい、1906年5月9日 – 2001年11月5日)は、北海道松前郡生まれの書家。近代詩文書を提唱した。文化勲章受章者。

金子は漢詩・漢文などの異国趣味を排し、日本の口語文・自由詩・短歌・翻訳等の詩文を新たに題材とすべきであり、また書の表現も現代にふさわしい表現とするべきだと言って賛同者を増やした。時代に応じた変化を主張したのだ。

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5月9日 岡田茂(映画プロデューサー)

日本一に必ずできる。同じ夢を見ようじゃないか

岡田 茂(おかだ しげる、1924年3月2日 – 2011年5月9日)は、日本の映画プロデューサー。

「同じ夢をみようじゃないか」は、現状突破のために人々を鼓舞する強烈なメッセージだ。

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5月8日 高山彦九郎(思想家)

朽ちはてて身は土となり墓なくも 心は国を守らんものを

高山 彦九郎(たかやま ひこくろう、延享4年5月8日(1747年6月15日) – 寛政5年6月28日(1793年8月4日))は、江戸時代後期の尊皇思想家である。

細井平洲を師と仰ぐ高山彦九郎は、足利幕府以来の武断政治を仮の姿とし、朝廷による文治政治が日本本来の政治の姿であるとの確信を持っていた。そのことは徳川幕府に対する疑念となる。それは反幕の思想であった。この考え方は日本国内に深く浸透し「尊王攘夷」という思想を生んだ。高山彦九郎は冒頭の歌のとおりに生き、そして死んだ。その屍(しかばね)を乗り越えて、明治維新が成った。

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