5月17日 安井曾太郎(洋画家)

人ならば、話し、動き、生活する人を描きたい。その人の性格、場合によっては職業までも充分あらわしたい

安井 曾太郎(やすい そうたろう、1888年5月17日 – 1955年12月14日)は、大正~昭和期の洋画家。昭和を代表する画家。文化勲章受章者。

肖像彫刻を世界で一番多くつくった朝倉文夫もそうだが、安井は対象の人生と職業までも描こうとした。そのためには、人物の研究が必要だ。安井の肖像画に名作が多いのはそういう努力のたまものだろう。

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5月17日 猪熊弦一郎(洋画家)

絵はたまに描いたんでは駄目なんです。毎日頭から絞り出していないといけない。絵を描くには勇気がいるよ

猪熊 弦一郎(いのくま げんいちろう、1902年12月14日 – 1993年5月17日)は、昭和期の洋画家。新制作協会創立会員。

「絵を頭から絞り出す」とは聞きなれない言葉だ。それは小説家などと同じである。絵を描くのは格闘技なのだろう。だから、毎日の仕事に立ち向かうには「勇気」がいる。絵描きという職業に頭を下げざるを得ない。

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5月16日 永谷嘉男(実業家)

小規模な企業が生き残るには、局地戦に勝て

永谷 嘉男(ながたに よしお、1923年(大正12年)5月16日 – 2005年(平成17年)12月28日)は、日本の実業家。東京都出身。永谷園創業者、名誉会長。「味ひとすじ」が永谷園の企業理念。

小企業は全面戦争ではなく局地戦で勝利をおさめよ。ニッチでトップを目指せ。小が大に勝つ。個人も同じだろう。非力さは技で補え。大理論ではなく分野を深掘りし第一人者になれ。

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5月16日 柳家小さん(5代目)(落語家、剣道家)

人物ですよ、人柄。了見が悪くちゃだめだ。心は清廉潔白でなくちゃいけない

5代目柳家 小さん(やなぎや こさん、1915年〈大正4年〉1月2日 – 2002年〈平成14年〉5月16日)は、長野県長野市出身の落語家、剣道家。

才能や技術なんかでこの世間を渉っていくことはできない。人物、人柄、了見、清廉、、。やはり、人柄が最大の能力だ。

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5月15日 井上光晴(小説家)

四月長崎花の町。八月長崎灰の町。十月カラスが死にまする。正月障子が破れ果て、三月淋しい母の墓

井上 光晴(いのうえ みつはる、1926年(大正15年)5月15日 – 1992年(平成4年)5月30日)は日本の小説家。

冒頭の詩は井上光晴の名著『地の群れ』の中の歌であるが、井上光晴自身が創作した手鞠歌であるという。この手鞠歌は短いからこそ原爆の悲惨さを語りかけてくる迫力がある。

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5月15日 犬養毅(政治家)

順境とか逆境とか、貧富とかいふことを苦にするとせぬは、畢竟目的が定まって居るか居らないかにある

犬養 毅(いぬかい つよし、1855年6月4日(安政2年4月20日) – 1932年(昭和7年)5月15日)は、日本の政治家。

良くも悪くも、どのような環境も、目的を達成する途上にある。まず大いなる志を定めよ。

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5月14日 前川國男(建築家)

建築の理論を最後の一歩まで推し進める力は、口でもない手でもない、やはり建築家それ自身の生活力または生活意識そのものであります

前川 國男(まえかわ くにお、1905年5月14日 – 1986年6月26日)は日本の建築家である。府立一中、一高、東京帝大工学部卒。ル・コルビュジェの事務所に入所し、帰国後建築設計事務所をひらく。丹下健三らを育てる。

『前川國男 現代との対話』(六曜社)を読むと、建築家にとどまらず、思想・文化の巨人だったようだ。文化的価値の高い歴史的建造物を復元・保存・展示している小金井市の江戸東京たてもの園の前川國男邸は、吹き抜けの居間を中心に、それをはさむように寝室、書斎を置くという簡明な構成だ。概観の全体像は和風。建築面積は115.55へーべと小さいが、豊かな快適な空間を意識させる。強い生活力と高い生活意識を感じる空間であり、冒頭の言葉に納得する。

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5月14日 大久保利通(武士、政治家)

凡そ国家の事は深謀遠慮自然の機に投じて図るにあらざれば成す事能はざるや必せり

大久保 利通(おおくぼ としみち、文政13年8月10日(1830年9月26日) – 明治11年(1878年)5月14日)は、日本の武士(薩摩藩士)、政治家。

機が熟さないのに立ち向かおうとすると労力もかかり、そして失敗する可能性が高くなる。そのあたりの機微を大久保は知っていた。それは日本の幸運でもあった。

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5月13日 芹沢 銈介(染色工芸家)

もうひとつの創造

芹沢 銈介(芹澤銈介、せりざわ けいすけ、「けい」は金偏に圭、1895年(明治28年)5月13日 – 1984年(昭和59年)4月5日)は、日本の染色工芸家。

70代からの「もうひとつの創造」とは、自分で選び、日々を楽しんだ蒐集に情熱を傾けることであった。芹沢は、染織家としてのつくる喜び、蒐集家としてのつかう喜びの両方を知っていて、自宅に人を招くときは、配置するものを変えていたそうだ。創作と生活の一致にいたっている。時代や国境を越えた、そして様々なジャンルにわたった蒐集の日々も感動的な日々だった。染織と同様に、蒐集もまた創造なのである。

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第18回 朝倉文夫 (音声講座『ビジネスに活かす偉人の名言』)

音声講座 受付中

「『百』扱ったならば、卒業というか、入門というか、正しく一段階を得て、人生四十にして立った境地である。それからほんとうの途が発するのであるが、またそれで初めて一人前の域に入ったときでもあると思う」

『ビジネスに活かす偉人』第18回は、彫刻家の朝倉 文夫です。
ビジネスパーソンにとってとても勉強になる講座です。

詳細は下記のページを御覧ください。
https://meigen.koelab.net/

本編でお会いできるのを楽しみにしています。

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