11月16日 石田退三(トヨタ自動車工業社長・会長)

金ができたら設備の方へ回せ。人間で能率を上げてはいかん。機械で能率をあげよ

石田 退三(いしだ たいぞう、旧姓澤田、1888年11月16日 – 1979年9月18日)は、元豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)社長、トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)の社長・会長。

冒頭の言葉は、激しい労使交渉を経験した後に語った言葉である。能率を上げるのは機械だ、人ではない。石田退三の経営方針は人を大事にすることだった。無借金経営を実現したカネの使い方もそうだが、ヒトの使い方についても、温かい方針を貫いた経営者である。このような石田退三の精神が今日のトヨタ自動車の骨格をつくったのだ。

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11月16日 月照(僧侶)

男子、志を立てて郷関を出ず、学もし成らずんば死すとも帰らず、骨を埋ずむるに、あにただ墳墓の地のみならんや。人間いたるところ青山あり

月照(げっしょう、文化10年(1813年)- 安政5年11月16日(1858年12月20日))は、幕末期の尊皇攘夷派の僧侶。西郷隆盛と親交があり、西郷隆盛が尊敬する島津斉彬が急死したとき、殉死しようとする西郷に対し止めるように諭している。安政の大獄で追われる身となり、西郷と共に錦江湾に入水した。「眉目清秀、威容端厳にして、風采自ずから人の敬信を惹く」と伝えられている。享年46。

15歳で出家するときに、残した言葉である。この気迫が西郷隆盛に乗り移ったかのように、西郷は明治維新を担っていく。志を立て、精進すれば、どこで死んでもいい。人間は、「にんげん」とは読まず、「じんかん」と読むほうが、味が出る。じんかんとは人の住む世界を指す。人間世界、人間界は広い。故郷ににとどまらず、広い世界に出よ。

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11月15日 歌川国芳(浮世絵師)

西洋画は真の画なり。世は常にこれに倣わんと欲すれども得ず嘆息の至りなり

歌川 国芳(うたがわ くによし、寛政9年11月15日(1798年1月1日) – 文久元年3月5日(1861年4月14日))は、江戸時代末期の浮世絵師。

「武者絵の国芳」と言われたが、武者絵以外にも役者絵、美人画、名所絵など様々な作品を世に残している。西洋画に注目してその写実技法を取り入れ、リアリティの強い作品を生んだ。「相馬の古内裏」という作品に描かれている巨大なガイコツは「西洋の解剖学の書物を研究した成果」と言われている。ユーモアに富み、気骨のある、そして進取の気象に富んだ痛快な人物像が浮かんでくる。

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11月15日 坂本龍馬(志士、土佐藩郷士)

世の既成概念を破るというのが、真の仕事である

坂本 龍馬(さかもと りょうま、天保6年11月15日〈新暦・1836年1月3日〉 – 慶応3年11月15日〈新暦・1867年12月10日〉)は、江戸時代末期の志士、土佐藩郷士。薩長同盟の斡旋、大政奉還の成立に尽力するなど倒幕および明治維新に影響を与えるなど、重要な働きをした。大政奉還成立の1ヶ月後に近江屋事件で中岡慎太郎とともに暗殺された。

前例に従ってそつなくものごとを進めることは仕事でも何でもない。既成概念を打ち破り、越えていくのが本当の仕事の意義と意味である。新しいやり方の発見、創造的な工夫、そういう姿勢こそ、仕事師と呼ばれる条件である。

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11月14日 力道山(プロレスラー)

男が人の上に立って成功するには、方法はたったひとつしかないぞ。それは過去に誰もやったことのないことを、一生懸命やることだ

力道山(りきどうざん / Rikidōzan、朝鮮語:역도산(ヨットサン、Yeokdosan / Yŏktosan)、朝鮮文化語:력도산(リョットサン、Ryeokdosan / Ryŏktosan)、1924年11月14日 – 1963年12月15日)は、日本のプロレスラー。

性格は粗暴で、感情の起伏が激しく、常に問題を起こしていた。しかしルーテーズ、フレッド・ブラッシー、カール・ゴッチ、ジェス・オルテガ、デストロイヤーらと名勝負を繰り広げ、子ども時代の私も熱狂した記憶が鮮明だ。
その力道山は、プロレスという「過去に誰もやったことのないことを、一生懸命」にやったのは間違いない。開拓者魂にあふれた人生であった。

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11月14日 ジャン・パウル(小説家)

人生は一冊の書物に似ている。ばか者たちはそれをいそいでぺらぺらとめくっていくが、かしこい人間は、念入りにそれをよむ。なぜならば、彼らはただ一度しかそれをよむことができないことを知っているから

ジャン・パウル(Jean Paul, 1763年3月21日 – 1825年11月14日)はドイツの小説家。該博な知識に基づく機知とユーモアに富んだ中長編を発表。主要作品に「ヘスペルス」「陽気なヴッツ先生」「ジーベンケース」「巨人」「生意気ざかり」「彗星」など。

このジョン・パウルという小説家は、人生は一冊の書物であると喝破する。旅という比喩が価値中立的であるのに対して、この考え方は生き方を要求する。ぺらぺらとめくっていくとは、うすっぺらに軽く経験していくというほどの意味だろう。念入りに読むとは、できごとを深く体験していくということである。一度の体験を深く味わい、そこから教訓を汲み出し、次のステージに備えていく。書物を見た、読んだ、という段階ではなく、自分でその意味を深く考えた人が、本当に人生を生きた人なのだ。

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11月13日 細川忠興(武将、大名)

家中の者どもは将棋の駒と思え

細川 忠興(ほそかわ ただおき、永禄6年11月13日(1563年11月28日)―正保2年12月2日(1646年1月18日))は、戦国時代から江戸時代初期にかけての武将、大名。

冒頭の「将棋の駒」は息子へ忠隆が部下の統制について尋ねたときの回答である。つまり飛車や角などは重役陣であり、金銀は中枢を担う管理職であり。桂馬や香車は戦闘現場で働く指揮官である。それぞれが大事な役割を果たす大事な部下だ。「しかし、一番大事にしなければいけないのは歩だ。歩を大事にしない王はやがて窮地に陥る」と最後に述べている。先にあげた徳川秀忠に対する答えと同様に、トップの心構えとして出色の教えである。

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11月13日 江戸英雄(実業家)

経営者は人間として部下と対峙できるか。その時、自分を支えるのは公私のけじめをはっきりさせた身辺の清潔さである

江戸 英雄(えど ひでお、1903年7月17日 – 1997年11月13日)は、日本の実業家。三井不動産の復興に尽力し、社長、会長職を務めた。また、東京ディズニーランド、筑波研究学園都市の建設にも力を注いだ。

「対峙する」という言葉には厳しさがある。互いに一人の人間として、真正面から向かい合う、にらみ合う。この気力と器量なくしては、人を心服させることはできない。

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11月12日 ロダン(彫刻家)

天才?そんなものは決してない。ただ勉強です。方法です。不断に計画しているといいうことです

フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン(フランス語: François-Auguste-René Rodin、1840年11月12日 – 1917年11月17日)は、フランスの彫刻家。近代彫刻の父。

人に強い影響を与える人は偉い人である。ロダンは同時代の日本を含む世界中の芸術家に感銘を与えている。そしてその影響力は世代を超えて21世紀の今でも残っている。ロダンを天才と呼びたくなるが、本人はそれを拒否している。不断の計画と方法についての弛まざる勉強の継続がロダンをつくったのだ。ロダンは『考える人』を創造したが、ロダン本人は本当の意味で偉い人である。

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11月12日 草野心平(詩人)

死んだら死んだで生きていくさ

草野 心平(くさの しんぺい、1903年(明治36年)5月12日 – 1988年(昭和63年)11月12日)は日本の詩人。文化勲章受章者。1998年に故郷の福島県いわき市にいわき市立草野心平記念文学館が開館。

「死んだら死んだで生きていくさ」は、悠然とした、こだわらない、大人の風格を思わせる名言である。そうだ、死んだら死んだで生きていけばよいのだ、そうおもうと何か肩の荷が下りるような気がする。

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