4月6日 加山又造(日本画家、版画家)

日本独自の何かをつくってみようとね。できなければ、その芽だけでもつくっておいてやろうと思う。

加山 又造(かやま またぞう、1927年9月24日 – 2004年4月6日)は、日本画家、版画家である。

日本独自の何か、とは加山又造のいう「世界性に立脚した日本絵画の創造」であった。冒頭の言葉は、生涯のテーマの源を示している。

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4月5日 カラヤン(指揮者)

学ぶんだ、学ぶんだ、見聞きするものについて、なにも言うな。ともかく口を閉ざして、仕事をしろ、そして学ぶんだ

ヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbert von Karajan, 1908年4月5日 – 1989年7月16日)は、オーストリアの指揮者。20世紀のクラシック音楽界において最も著名な人物のひとりであり、日本では「楽壇の帝王」と称されていた。

その天才カラヤンは仕事を次々とこなしながら学び続け頂点に立った。日々の仕事こそ最高の学校である。

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4月5日 古河市兵衛(実業家)

他人様のお掘りになったところを、サラにもう一間ずつ余計に掘りました

古河 市兵衛(ふるかわ いちべえ、天保3年3月16日(1832年4月16日) – 明治36年(1903年)4月5日)は日本の実業家で、古河財閥の創業者。

冒頭の名言も、銅山をやった古河市兵衛らしく、「掘る」という側面から自分の信条を説明している。確かにあと少しだけ掘ったら宝が出たのに、諦めて他の場所に移動する人のいかに多いことか。事業でもそうだが、個人の興味・関心も浅くしか掘らずに転向する人は多い。まずは10年掘り続けることができるか、それが成否の分かれ目のように思える。

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4月4日 山本五十六(海軍軍人)

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ

山本 五十六(やまもと いそろく、1884年(明治17年)4月4日 – 1943年(昭和18年)4月18日)は、日本の海軍軍。第26、27代連合艦隊司令長官。最終階級は元帥海軍大将。前線視察の際、ブーゲンビル島上空で戦死(海軍甲事件)。

上杉鷹山の「してみせて言って聞かせてさせてみる」を、後の山本五十六は「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」と変えている。この山本五十六の人間観が、高い人気と強い統率力をもたらしたのだろう。改めてこの人の伝記を読みたいと思う。

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4月4日 杉村春子(女優)

きのうも明日もないわ。今日をしっかり生きるだけ。

杉村 春子(すぎむら はるこ、1906年(明治39年)1月6日 – 1997年(平成9年)4月4日)は、広島県広島市出身の新劇の女優。

冒頭の言葉は80歳代半ばの言葉である。確かに過去も未来もない。現在をしっかり生きよという大女優の覚悟が伝わってくる。

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4月3日 金田一春彦(言語学者、国語学者)

春風秋雨是人生

金田一 春彦(きんだいち はるひこ、1913年4月3日 – 2004年5月19日)は、日本の言語学者、国語学者。国語辞典などの編纂、日本語の方言におけるアクセント研究でよく知られている。

85歳の時に書いた「春風秋雨是人生」という博士の座右の銘が展示されている。思い通りにならないのが人生という意味だろう。華やかな活躍とみえるが、父・金田一京助を永遠のライバルとした本人が望んだ方向ではなかった。しかしそれでよいという人生観が垣間見える。「失敗は恐るるに足らない。大切なのはそのあとの処置である」とも語っている。確かに世の中は失敗しないとわからないことだらけだ。失敗しない人は本当はわかっていない。失敗を恐れない人は真実がわかる。長い目でみれば、失敗を多くした人は成功する確率は極めて高くなる。失敗を恐れ続けた人は小成に甘んじるほかはないのは当然のことである。失敗する人は成功する。

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4月3日 小林古径(日本画家)

音のする盆をかくのは大変だ。写実というものも、そこまで行かなければ本当の写実ではない。

小林 古径(旧字:古徑、こばやし こけい、1883年(明治16年)2月11日 – 1957年(昭和32年)4月3日)は、大正~昭和期の日本画家。

音がでる、馥郁(ふくいく)たる匂いがたつ、確かに岡倉天心がかろうじて守り発展させた日本画の名人たちの絵にはそういう雰囲気がある。どこまでも突きつめていくと、そういう境地にまで達するのであろう。

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4月2日 熊谷守一(画家)

自分を生かす自然な絵をかけばいい。下品な人は下品な絵。ばかな人はばかな絵。下手な人は下手な絵をかきなさい。結局、絵などは、自分を出して生かすしかないのだと思います

熊谷 守一(くまがい もりかず、1880年(明治13年)4月2日 – 1977年(昭和52年)8月1日)は、日本の画家。

熊谷守一の好きな言葉は「独楽」「人生無根帯」「無一物」「五風十雨」であり、嫌いな言葉は「日々是好日」「謹厳」だった。この人は自然体の人だった。下品な人、ばかな人、下手な人、それぞれの人にふさわしいものしかかけないから、それに徹せよということか。表現されたものには表現者の姿がうつる。それを突きつめるしかない。

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4月2日 高村光太郎(詩人、彫刻家)

僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる。

高村 光太郎(たかむら こうたろう、1883年(明治16年)3月13日 – 1956年(昭和31年)4月2日)は、日本の詩人・彫刻家。

僕の前に道はない、と言った光太郎は、彫刻家として、詩人として歩む。戦争中は協力会議に「民意を上通できるなら」と委員として働くが、それは戦争への協力の道だった。その責任を「暗愚小伝」で発表した光太郎は「極刑とても甘受しよう」と岩手の山中の粗末な山小屋で7年間を暮らす。
その後、十和田湖の「乙女の像」を智恵子をモデルに作って、本来の彫刻家に戻る。ともかくも高村光太郎は、自身の道を歩いたことは確かだ。

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4月1日 親鸞(僧、浄土真宗の宗祖)

善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや

親鸞(しんらん、承安3年4月1日 – 弘長2年11月28日)は、鎌倉時代前半から中期にかけての日本の僧。浄土真宗の宗祖とされる。

親鸞の「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」という悪人正機説の悪人とは、庶民、つまり小人と考えればよくわかるように思う。君子はもちろん浄土に行ける。そして小人も仏によって救われる。小人を救えない仏教などに意味はないという絶対平等の思想である。キリスト教に近い。浄土の真実の心を意味する浄土真宗は、国家鎮護の仏教から庶民を救う仏教への一大宗教革命であった。

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