3月30日 ウィリアム・アーサー・ワード(アメリカの教育者・哲学者・著作家)

凡庸な教師はただしゃべる。良い教師は説明する。すぐれた教師は自らやってみせる。偉大な教師は心に火をつける。

ウィリアム・アーサー・ワード(1921年 – 1994年3月30日)
教師について名言は多いが、この言葉はそのなかでも出色である。ワードはアメリカ生まれの教育者・哲学者・著作家である。3月30日に逝去。

教師という仕事の本質は、このワードの言葉に尽きるのではないか。

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3月29日 羽仁五郎(歴史家、参議院議員)

自分の国だから我々は日本を批判するのだ。批判するのはよりよい日本をつくるためなのだ。批判の無いところに未来はない

羽仁 五郎(はに ごろう、1901年(明治34年)3月29日 – 1983年(昭和58年)6月8日)は、日本の歴史家(マルクス主義歴史学・歴史哲学・現代史)。参議院議員。日本学術会議議員。

私は大学時代『都市の論理』という羽仁五郎の著作に親しんだことがあるが、卒業後「知的生産の技術」研究会の講師としてお呼びして謦咳に接したことがある。冒頭の言葉には、「無批判に日本の良さなどと言うのはナルシズムだ。鏡の中の自分の顔をながめていい気分になっているような馬鹿と同じだ」が続く。組織も同じだ。人も同じだ。自己満足をやめよ、自己に厳しくあれ。

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3月29日 川又克二(実業家)

相手が信頼するに足れば、自らも信頼に値するものにならねばならぬとする努力。これが相互信頼の真髄である

川又 克二(かわまた かつじ、1905年(明治38年)3月1日 – 1986年(昭和61年)3月29日)は日本の実業家。日産自動車中興の祖と呼ばれた社長、会長。

社内の厳しい労働運動に対処するために自動車総連会長の塩路一郎との間で癒着とも称される密接な関係を形成する等の禍根を残したとの批判もある。中興の祖か、破綻の元凶か、評価は分かれる。
労組が弱くなると経営は危ない判断をする。メディアがいい仕事をしないと権力は堕落する。野党が分裂していると与党は奢る。どのような分野、組織、仕事でも「天敵」は必要だ。

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3月28日 色川武大(小説家、エッセイスト、雀士)

9勝6敗を狙え

色川 武大(いろかわ たけひろ、1929年3月28日 – 1989年4月10日)は、日本の小説家、エッセイスト、雀士。阿佐田哲也という名前では麻雀小説作家として知られる。

8勝7敗では寂しい、10勝を狙うと無理がでるから、「9勝6敗を狙え」がギャンブル人生から得た人生哲学であった。幸運が続くと危ないから不運を消化しておくとも語っている。二つの顔を持っていたこの人のギャンブラー哲学は聞く価値がある。

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3月28日 内村鑑三(キリスト教思想家・文学者・伝道者・聖書学者)

何人にも遺すことのできる本当の最大遺物は何であるか、それは勇ましい高尚なる生涯である

内村 鑑三(うちむら かんぞう、万延2年2月13日(1861年3月23日)- 昭和5年(1930年)3月28日)は、日本のキリスト教思想家・文学者・伝道者・聖書学者。福音主義信仰と時事社会批判に基づく日本独自のいわゆる無教会主義を唱えた。「代表的日本人」の著者でもある。

人は生涯において何を遺すべきか。内村は言う。金か、事業か、思想か、さもなくば勇ましい高尚なる人生を遺せ。この言葉は今も尚生き方の指針であり続けている。

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3月27日 高峰秀子(女優、歌手、エッセイスト)

現場で働く人間にとって、何より嬉しいのは、同じ現場の人間に慕われること

高峰 秀子(たかみね ひでこ、1924年3月27日 – 2010年12月28日)は、日本の女優、歌手、エッセイスト。

高峰秀子は『二十四の瞳』『喜びも悲しみも幾歳月』『名もなく貧しく美しく』などの映画の主演女優として活躍したのだが、人を見る目、本質をつかむ力がそれを支えていたのだろう。冒頭の「現場」の真実を言い当てる言葉には、高峰秀子の知性と人間性が垣間みれる。現場に問題があり、現場に仲間があり、そして現場に答えがあるのだ。

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3月27日 大塩平八郎(儒学者)

四海困窮せば天禄永く絶えん、小人に国家を治めしめば災害並び到る

大塩 平八郎(おおしお へいはちろう、寛政5年1月22日(1793年3月4日)- 天保8年3月27日(1837年5月1日))は、江戸時代後期の儒学者、大坂町奉行組与力。大塩平八郎の乱を起こした。

現代の「実学」は、陽明学の系譜にあるのではないか。学んで知識を得ることは始まりであって、それを社会の問題解決に生かしてさらに深めていき、次の高みに立って新たな知識を求めていく。そういうダイナミックなサイクルが、現代の陽明学たる「実学」であろう。

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3月26日 李承晩(大韓民国の初代大統領)

一つになれば生き延び、ばらばらになれば死ぬ

李 承晩(り・しょうばん、イ・スンマン 1875年3月26日 – 1965年7月19日)は、朝鮮の独立運動家で、大韓民国の初代大統領(在任1948年 – 1960年)。

李承晩には毀誉褒貶があるが、植民地、独立闘争、建国、朝鮮戦争、、、など幾多の困難に立ち向かった人であることは間違いない。民族が内部で争うことは筆舌に尽くしがたい悲劇であり、統一こそが民族を前に進ませる道である。内部対立の克服が繁栄への道である。それは民族、国家だけではない。あらゆる団体、組織にもあてはまる道理だ。ばらばらになれば生き延びられない。

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3月26日 ベートーベン(作曲家)

音楽は、一切の知恵・一切の哲学よりもさらに高い啓示である。、、、私の音楽の意味をつかみ得た人は、他の人々がひきずっているあらゆる悲惨から脱却するに相違ない。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770年12月16日頃 – 1827年3月26日)は、ドイツの作曲家。

ベートーベンは同業の天才たち--ヘンデル・バッハ・グルッグ・ハイドン--の肖像画から忍耐力をもらって、冒頭の言葉が示すように、あらゆる人の苦悩を自分の音楽で救おうとしたのである。

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3月25日 佐伯勇(近畿日本鉄道元社長、会長、名誉会長)

果報は練って待て

佐伯 勇(さえき いさむ、1903年〈明治36年〉3月25日 – 1989年〈平成元年〉10月5日)は実業家。近畿日本鉄道(近鉄)の元社長、会長、名誉会長で、近鉄グループの総帥。

問題にぶつかったら、それからあわてて考えるのではない。問題の把握と対処策は日頃から常に用意しておくことが大事だ。ひとりよがりで問題を暴き立てて性急に解決しようとして失敗することを戒めた言葉だ。時機を待ち、好機が訪れたら一気に抱負を実現する。それがものごとの実現のための急所であることこの仕事師は教えてくれる。

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