8月23日 木川田一隆(実業家)

内部情報を正しく把握するためには待っていてはダメだ。自分で取りに行くことが大事なんだよ

木川田 一隆(きがわだ かずたか、1899年8月23日 – 1977年3月4日)は、1950年代から1960年代にかけて活躍した日本の実業家。東京電力社長や、経済同友会代表幹事(1960年〜1962年(複数代表幹事制)、1963年〜1975年)を歴任した。

組織のトップには、耳障りのいい情報はフォーマルな形で黙っていても入っってくるが、悪い情報、最前線の現場情報の本当の情報は、なかなか入ってこない。そのことによって、間違った判断に直結する恐れが常にある。だから、意識的にインフォーマルな独自の情報源を持つようにして、組織を立体的に把握する必要がある。原発事故を起こした東電の後輩たちははこの言葉をどのように受け止めるだろうか。

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8月22日 出光佐三(実業家、石油エンジニア、海事実業家)

愚痴をやめよ。ただちに建設にかかれ

出光 佐三(いでみつ さぞう、1885年8月22日 – 1981年3月7日)は明治から戦後にかけての日本の実業家・石油エンジニア・海事実業家。石油元売会社出光興産の創業者。

戦後倒産の危機にあったとき、出光佐三が社員全員に向かって発した第一声がこの言葉だった。「愚痴をやめよ、世界無比の三千年の歴史を見直せ。そして今から建設にかかれ」、愚痴は何も生まない。愚痴は同僚を疲弊させ、空気を淀ませる。沈滞した空気を切り裂くのはリーダーの未来を信じる言葉だ。建設の槌音が聞こえる職場は負けることはない。

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8月21日 遠山啓(数学者)

偏るのがなぜ悪いのでしょう。過去において『何か』をやった人はたいてい何かひとつの事で優れて偏った人です

遠山 啓(とおやま ひらく、1909年8月21日 – 1979年9月11日)は、熊本県下益城郡(現・宇城市)出身の日本の数学者。数学教育の分野でよく知られる。

遠山啓は、『無限と連続』『数学入門』などの名著を世に送っただけでなく、狭い意味での数学者を超えた行動する数学者であった。この名前は私の世代には馴染みが深い。晩年には堅苦しい「数学」イメージを解き放つために、「数楽」と書き換えることでその楽しさを強調しようとしたこともある。この数学という思想を究めた知的巨人は、若者たちに「偏れ」と語る。平均的な人間には突破力は備わっていない。ある分野に突出した人間によって次の時代が開く。

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8月20日 高杉晋作(長州藩士)

男子というものは、困ったということは、決していうものじゃない

高杉 晋作(たかすぎ しんさく、天保10年8月20日(1839年9月27日)- 慶應3年4月14日(1867年5月17日))は、江戸時代後期の長州藩士。幕末に長州藩の尊王攘夷の志士として活躍した。

幕末の風雲児高杉晋作は、「大閣も天保弘化に生まれなば 何も得せずに死ぬべかりけり」と言い、時代の転換期に躊躇なく決断し、果断に実行していった。そして野村望東尼が下の句をつけたように「面白きこともなき世を面白く」と考えており、どのような場面でも「困った」とは言わない。取るべき行動はいつも明確だった。「弔むらわる人に入るべき身なりしに 弔むらう人となるぞ はづかし」とも言ったが、奇兵隊総督として江戸から明治も大転換の先駆けとなり、27歳という若さで没し、不朽の名を残した。

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8月19日 オーヴィル・ライト(発明者、世界初の飛行機パイロット)

ウィルと私は夢中になれるものがあったので、朝が待ち遠しくて仕方がなかった。それが幸せというものさ

オーヴィル・ライト(1871年8月19日 – 1948年1月30日)ライト家の四男でウィルバーの弟。オハイオ州デイトン出身。
ウィルバー・ライト(1867年4月16日 – 1912年5月30日)ライト家の三男でオーヴィルの兄。インディアナ州東部の小さな村ミルビル(英語版)出身。
ライト兄弟(ライトきょうだい)は、アメリカ出身の動力飛行機の発明者で世界初の飛行機パイロット。世界最先端のグライダーパイロットでもあった。自転車屋をしながら兄弟で研究を続け、1903年に世界初の有人動力飛行に成功した。

「我々は、飛行機はきっと空を飛ぶと確信していた」とオーヴィルは語っている。「朝が待ち遠しい」というほどの大プロジェクトを、夢中になって突き進み目的を遂げた。確かにオーヴィルが言うように幸せな日々だったろう。

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8月18日 伊藤左千夫(歌人、小説家)

吾々が時代の人間になるのではない、吾々即時代なのだ。吾々以外に時代などと云うものがあって堪るものか。吾々の精神、吾々の趣味、それが即時代の精神、時代の趣味だよ

伊藤 左千夫(いとう さちお、元治元年8月18日(1864年9月18日) – 大正2年(1913年)7月30日)は日本の歌人、小説家。

冒頭に掲げた言葉のように、吾々自身が時代であると確信し高らかに宣言し、一つの時代を牽引した伊藤左千夫は、確かに短歌革新において正岡子規から斎藤茂吉・土屋文明を繋ぐ時代の役割を十分に果たした。しかし、晩年はその時代の流れに乗り遅れるのである。時代の流れに上手に棹さすことはことは難事である。伊藤左千夫が50歳の若さで没したのはむしろ幸いだったかもしれない。

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8月17日 後藤静香(社会教育家、社会運動家)

本気ですればたいていな事はできる。本気ですれば何でも面白い。本気でしていると誰かが助けてくれる。人間を幸福にするために、本気で働いているものは、みんなで幸福で、みんな偉い

後藤 静香(ごとう せいこう、1884年8月17日 – 1971年5月15日)は、大分県出身の社会教育家、社会運動家である。

後藤静香の言葉を眺めていると、当時の青年・教育者・労働者が心酔したのがよくわかる気がする
現代でもスポーツ選手にファンが多いと聞く。後藤の問いかけには、気持ちを揺さぶるものがある。「どこまで行くつもりか」「言いうるものをつかんだか」「本気に考えてみよ」、、。「本気か?」という問いかけを自分にしてみよう。

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8月16日 菅原文太(俳優、声優)

人間、急いでおったらあんまりいいことない。足元見てマイペースを守っておったら、蹴躓くこともないわな

菅原 文太(すがわら ぶんた、1933年〈昭和8年〉8月16日 – 2014年〈平成26年〉11月28日)は、日本の俳優、声優、ラジオパーソナリティ・農業従事者である。

「チャールズ・ブロンソンとか亡くなったスティーブ・マックイーンなんか、大スターになったのは中年になってだからね。オレとおんなじだよ」という菅原文太は、急がず、マイペースを守って、やがて日本を代表する役者になった。そして晩年は憂国の士となって人々の記憶に残った。

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8月15日 ウォルター・スコット(詩人、小説家)

最良の教育とは、人が自分自身に与える教育である

初代准男爵サー・ウォルター・スコット(Sir Walter Scott, 1st Baronet, 1771年8月15日 – 1832年9月21日)は、スコットランドの詩人、小説家。ロマン主義作家として歴史小説で名声を博し、イギリスの作家としては、存命中に国外でも成功を収めた、初めての人気作家といえる。

スコットが言うように、教育は人から与えられるものだと考えていては成長はない。自分を教育する最大の人物は、自分自身なのだ。それがわかれば、生涯を通じて成長を続けることができる。

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8月14日 藤井康男(実業家、生化学者、文筆家)

問題を絶えず追求する人間にとって、オフ・ビジネスの時にひらめきを見いだす例が多い

藤井 康男(ふじい やすお、1930年8月14日 – 1996年11月10日)は、日本の実業家、生化学者、文筆家。

企業が生み出す商品やサービスに、知識や技術の貢献が大きくなってくるにつれて、働く時間の長さは成果には反映しなくなっている。そのことを1980年代から語ってきた藤井康男がビジネス雑誌に書く主張を若い時代に読んでいた記憶がある。問題解決のひらめきは、仕事から離れた場面で手に入れることがよくある。それは遊びに熱中しているときや、異分野の人とつきあっているときだ。現代においてはソフトの比重が高まっている仕事とは問題を扱うことであり、その解決のヒントはオフの過ごし方にあるのだ。

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