8月9日 大河内一男(経済学者、東京大学総長)

太った豚になるよりは、痩せたソクラテスになれ

大河内 一男(おおこうち かずお、1905年1月29日 – 1984年8月9日)は、日本の経済学者。専攻は社会政策。東京大学総長。専修大学学長。東京大学名誉教授、日本学士院会員。

最高学府を出た君たちは、満足した太った醜い豚になるな、そうではなく世を憂う精神生活の活発な大人になれ。そういう訓示である。東大総長の言葉はそれ以降もマスコミに取り上げられたが、この言葉ほど世間にインパクトを与えた言葉は無いように思う。平成28年3月の五神総長は「知のプロフェッショナル」「集合知としての東京大学」と述べているが、やはり大河内総長の豚とソクラテスの警句は簡潔で刺さる。警世の言葉だからだろう。ペンは剣よりも強い。

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8月8日 植草甚一(欧米文学、ジャズ、映画の評論家)

一冊でもよけいに外国の本を読んで、出来るだけ覚え書きをつくり出来たら、いつかこれを整理して、まとまったものにして残したいのが私の唯一の野心である

植草 甚一(うえくさ じんいち、1908年(明治41年)8月8日 – 1979年(昭和54年)12月2日)は、欧米文学、ジャズ、映画の評論家。通称“J・J氏”。

まだ東宝で仕事をしていた37歳の時に、「一冊でもよけいに外国の本を読んで、出来るだけ覚書をつくり出来たら、いつかこれを整理して、まとまったものにして残したいのが私の唯一の野心である」と述べた雑学の大家は、有名な東宝争議をきっかけに退社し、それ以降30年余にわたってその野心をエネルギーにあらゆる分野に首を突っ込み、雑学の巨人となって、多くの若者に影響を与えた。

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8月8日 柳田國男(民俗学者、官僚)

お祝いなぞしてはならん。これを機会に共同研究をやるならよろしい

柳田 國男(やなぎた くにお、1875年(明治8年)7月31日 – 1962年(昭和37年)8月8日)は、日本の民俗学者・官僚。現在の兵庫県神崎郡福崎町生まれで、最晩年に名誉町民第1号となった。

日本民俗学の組織化と体系化を、独学を目指し独力で柳田学を確立した柳田は、立ち止まることを潔しよしとはしない。お祝い、褒賞などに惑わされずに、機会を捉えて自らのテーマに邁進する姿が冒頭の言葉から感じることができる。

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8月7日 武見太郎(医師)

次のような人は順番にかかわりなく、直ぐに診察します。一、特に苦しい人、一、現役の国務大臣、一、80歳以上の高齢の人、一、戦時職務にある軍人

武見 太郎(たけみ たろう、1904年8月7日 – 1983年12月20日)は、日本の医師である。日本医師会会長、世界医師会会長を歴任した。

戦時中、そして戦後も、銀座4丁目の武見の診療所に貼ってあったのが冒頭の方針を書いた張り紙である。幸田露伴、西田幾多郎、鈴木大拙、幣原喜重郎などもかかっていた。この張り紙のとおり、近衛文麿首相も首相を辞めた後は、行儀正しく順番を待っていたらしい。実際の診療場面では意外にやさしかったらしい。「ぼくがすれば痛くないよ」と声をかけながら診察を進めた。軽いスキンシップをしながら、いつもニコニコして「大丈夫、大丈夫」と声をかけた。患者の質問には丁寧に答えた。ケンカ太郎は、また情けと涙の人でもあったことがわかる言葉でもある。

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8月7日 岸信介(政治家、官僚)

内閣というものは、時期が長いのが偉いんじゃなしに、何をしたかということが問題であってね

岸 信介(きし のぶすけ、1896年〈明治29年〉11月13日 – 1987年〈昭和62年〉8月7日)は、日本の政治家、官僚。

この言葉はトップの心構えのように聞こえるが、個人についても当てはまる警句である。お前は何をしに生まれてきたか。お前は何をしたか。

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8月6日 テニスン(詩人)

自分に対する尊敬、自分についての知識、自分に対する抑制、この三つだけが人生を導き、生活に絶対の力をもたらす

初代テニスン男爵アルフレッド・テニスン(Alfred Tennyson, 1st Baron Tennyson, 1809年8月6日 – 1892年10月6日)は、ヴィクトリア朝時代のイギリスの詩人。美しい措辞と韻律を持ち、日本でも愛読された。

自分への尊敬と知識と抑制。つまり自分をよく知り、自分を大事にせよということだろう。それが人生を航海するための羅針盤だ。

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8月6日 ベン・ジョンソン(劇作家、詩人)

世の中が悪いと 不平を言うのは 間違っている。 優秀な人間が 無視され続けた例は、 見たことがない。 成功できないのは、 たいてい本人のせいなのだ

ベン・ジョンソン(Ben Jonson, 1572年6月11日 – 1637年8月6日)は、17世紀イギリスの劇作家・詩人で、シェイクスピアと同時代人。1616年イギリス王家から年金付きの桂冠詩人の称号をはじめて授与された。

シェイクスピアの追悼文を書いていることでも知られるこの詩人の言葉はさすがに本質をつく。努力し、実績をあげ、有能さを示している、そういう人を世間は放っておかない。

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8月5日 壺井栄(小説家、詩人)

桃栗3年 柿8年 柚の大馬鹿18年

壺井 栄(つぼい さかえ、旧姓:岩井、女性、1899年(明治32年)8月5日 – 1967年(昭和42年)6月23日)は小説家・詩人。主に小説および児童文学(童話)を主領域に活躍した作家で、戦後反戦文学の名作として後に映画化された『二十四の瞳』の作者として知られる。

「桃栗3年 柿八年  柚の大馬鹿18年」、これが遅咲きの栄の座右の銘である。自身は柚であると認識していたのだ。亡くなる直前の最後の言葉は「みんな仲良く」だった。

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第30回 梅棹忠夫(音声講座『ビジネスに活かす偉人の名言』)

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「なんにもしらないことはいいことだ。自分の足で歩き、自分の目で見て、そのけいけんから考えを発展させることができるからだ。知識は、あるきながらえられる。あるきながら本をよみ、よみながらかんがえ、かんがえながら、あるく。これは、いちばんよい勉強のほうほうだと、わたしはかんがえている」

『ビジネスに活かす偉人』第30回は、生態学者、民族学者の梅棹忠夫です。
ビジネスパーソンにとってとても勉強になる講座です。

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本編でお会いできるのを楽しみにしています。

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8月5日 本田宗一郎(実業家、技術者)

やってもせんに! とべ!

本田宗一郎(ほんだ そういちろう、1906年(明治39年)11月17日 – 1991年(平成3年)8月5日)は、日本の実業家、技術者。輸送用機器メーカー本田技研工業(通称:ホンダ)の創業者。

この根っからの技術者は、現場が好きだった。そして技術者との議論が好きだった。アイデアを実作によって試して試して、工夫を重ねた。難題に挑み続けた本田宗一郎らしい言葉だ。

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